鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第830回】 上半期で終わらせる

2013年04月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの住宅会社さんでのコンサルティング。

前期の後半の受注が素晴らしく、過去最高の受注残。
そんな中での新しい期がスタートしたのですが、
年間の経営計画、並びに受注計画を拝見すると、一年同じペースで受注計画が組まれてありました。

「これ、ちょっとまずいですね・・・」

と突っ込ませていただきました。

新築の注文住宅に関して、2013年9月30日までの契約分は、
お引渡しが2014年の4月1日以降となっても消費税5%適応となることは、
皆様ご存知のことだと思います。

お客様は当然ながら、消費税を5%にしたいとお考えです。

今、全国的に職人さんの手が足りないところが大半な中、工期が正確に読めません。
そうしたことを理解されているお客様の大半は、9月までに契約をしようと動かれます。
そして、10月以降は、家づくりに動かれるお客様がガクッと減るでしょう。

ということは、今年は9月までに1年から1年半の契約をさせていただくように
スケジュールを組まなくてはなりません。

もちろん、今年、そのクライアント様の中で最も好調な営業マンさんは、
既に1年分の計画の130%以上の受注見込みをお持ちでした。

昨年後半から今年のはじめのお客様の動きが良く、
例年よりも受注が好調だからといって、気を緩めてはいけません。

2013年度は、上半期で勝負がつくのです。

上半期で年間の契約を終わらせられるような勢いで、動いてまいりましょう!

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