鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第825回】 子育てに関して自分なりの考えを持つこと

2013年04月04日 | 住宅コンサルタントとして
親として、子育てで最も大切なことは何なのか?
絶対的な答えはなく、各ご家庭ごとにいろんな考え方はあると思いますが、
個人的には、子どもがちゃんと自立して、自分の力で稼いで、
自分で家庭を守れるように育ってもらうことだと考えています。

自立するというのは、自分で目標を設定し、その達成のために何をやるべきかを決め、
自分が決めたことをコツコツとやることと、自分の力で生きていけるようになることです。

料理、掃除、洗濯ももちろん自分で出来る。
一人でも生きていけるようになって欲しいと思っています。

そのために我が家では、子どもには大学入学と同時に家を出て行ってもらいます。
これは、私と家内で決めていることです。

ところが、先日クライアント様の幹部の方とお話をしていたのですが、
一人暮らしをしてホームシックにかかったり、仕事に集中できなくなる若い方も
結構な数、いらっしゃるようですね。

学生時代から一人暮らしをしていた方だと、そういうケースはほとんど無いそうですが、
ずっと親元で過ごしてきた方が、いきなり一人暮らし、いきなり仕事というふうになると、
ホームシックにかかってしまうケースが多いそうです。

でも社会人になって、そんなことでは困りますね。

更に、そういうケースだと子どもに「すぐに帰ってきなさい」という親もいるそうで、
子どもの自立を親が阻んでいるのではないか、とも思ってしまいます。

親が子どもにどう育ってほしいのか、そういうビジョンを持たず、
ただ可愛がっているだけの親が結構な数、いるのではないかとも思います。
もしくは、親自身も自分のビジョンを持っていないのであれば、
当然、子どもに示せる訳、ありませんが・・・。

そしてもう一つ思うのは、子離れ出来ていない親が多い、ということ。
これだと子どもさんがかわいそうですよね。

自分の子どもにどうなって欲しいのか?
そのために、親としてどう接し、どんな環境を用意してあげるのか?

子育てに関して、自分なりの考え方をしっかりと持ちたいものですね。
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