鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第834回】 ゼロからの住宅事業の立ち上げ

2013年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとある会社さんにお伺いしておりました。

本業は別の事業をされている中で、住宅事業を立ち上げようとされておられます。

ゼロからの立ち上げを自分達だけでやり遂げようとお考えのようでしたが、
このまま取り組まれると失敗する可能性があると私自身が傍から見ていて感じたので、
一度お打合せをしましょう、とお伝えし、昨日お会いした次第です。

住宅事業をゼロから立ち上げる際にとても大切なことがあります。
その一つはもちろん商品です。

ただ、商品の価値を感じられるのは、当然ながらお客様ですから、
商品開発をする際、どんなお客様に買っていただきたいのかを決めなくてはいけません。
更に、住宅の場合は非常に高額ですから、
そのターゲットの顧客層が買える価格帯で商品開発しなければなりません。

そして商品のコンセプトがある程度固まれば、
それが市場で自分達よりもシェアを持っている他社とかぶっていないか検証します。

たまたま勝負していただこうと思っていたコンセプトが、その地域の一番店とかぶっていたので、
コンセプトを若干軌道修正すれば、すんなりと立ち上がりそうな感覚を持てました。

そして商品コンセプトが決まれば、それらを作る上で必要な商材の調達になります。
この部分に関してもアドバイスをさせていただきました。

後はモデルハウスの設計・コーディネートであったり、実務の習得だったりするわけですが、
これらに関してはビジネスパートナーさん、それからクライアント様のお力をお借りして、
実際につくりあげていきます。

こうして、最短ルートで住宅事業を立ち上げていただくことが可能となるのです。

半年後、良い感じでモデルハウスがオープン出来るのではないかと思っています。
もちろん、消費税アップによる反動があったとしても、
それを既に織り込み済みで事業プランを考えています。

成熟した住宅業界で、ゼロから事業を立ち上げるというのは、非常に難しいです。
また、さまざまなFCやノウハウなどもありますが、住宅は結局のところ、
地域の中でどうトップを取るかなので、金太郎飴のような考えでは難しいのです。

その地域にあった、最適なブランドを構築することが大切なのですね。
コメント
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