鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1644回】 謙虚さ

2015年07月02日 | 住宅コンサルタントとして
歳を重ね、経験を積むことは、時として非常にリスクになり得ます。

人間、過去に大きな成功体験をした人ほど、
プライドを持ちやすくなっていますし、何事も分かったような感覚になりがちです。

過去、数々の経験を重ねた経営者、営業マンほど、そういった勘違いをしやすいのは事実です。

でも、市場は常に変化し、お客様やライバルは常に進化し続けているのです。

たまたま自分たちが取り組んでいたことが市場に受け入れられた場合、
それが自分たちの実力と思うか、それとも「たまたまだ・・・」と謙虚な気持ちでいられるかは、
非常に重要な分かれ目だと思います。

また、いろんな会社の成功事例を目の当たりにした時、

「こんな時代に、それだけ成功されているということは、やはりすごい!」

と思うか、それとも

「どんな会社でも、いろんなことをやれば、たまたまヒットすることもあるもんです」

と他社の成功事例をまるでたまたまのように思うかも、大きな分かれ目だと思います。

自分たちの成功をたまたまの幸運だと思い、他社の成功事例を

「素晴らしい!我が社にも取り入れさせていただけるポイントは何か無いか?」

と感じられる経営者は、謙虚だと思います。

経験を積み重ねている経営者で、いつまでも謙虚で居られる方は素晴らしいですし、頭が下がります。

逆に他社の成功事例をマグレだと思い、自分たちに欠けている部分を学ぼうとしない経営者を見ると、
ちょっと謙虚さが足りないなぁと感じてしまいます。

謙虚さは、強い会社、安定成長をし続ける会社の経営者には欠かせません。

いくつになっても謙虚でありたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする