鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1645回】 契約後に住宅会社の本質が出る

2015年07月03日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界、建設業界の常識や発想をどこまで捨て、
サービス業に転換できるかが、これからの住宅会社の命題だと個人的に思っています。

しかしながら、このことを本質的に理解できていない住宅会社がまだまだ多いのが現実です。

契約までは一所懸命対応するのに、契約後は事務的に対応する。
そしてお引き渡しの際は、本当に事務的に淡々と進める。

数ある住宅会社の中から選んで下さったということ、
それから何十年というローンを組んでご購入下さったということに対し、
感謝の気持ちをすっかり忘れてしまっているのですね。

お客様にご決断いただいたその重さに対して、
住宅会社の気持ちや対応があまりに軽すぎるのです。

経営理念やチラシ、HPの中で「顧客満足第一」とか言っていても、
その言葉と行動が一致してなさ過ぎなのです。

客単価数千円の居酒屋さんですら、感動的なサービスを行なっている会社はあるのに、
客単価数千万の住宅会社のサービス力があまりにもショボすぎるのですね。

情けないと思えるか、思えないかが重要です。


数ある住宅会社の中から自社を選んで下さったことに心から感謝できている住宅会社、
契約後からお引き渡しまでにお客様に感動していただけるような対応をしている会社は、
間違い無く素晴らしい評価をされ、地域に良いクチコミが発生しています。
そして増税後の厳しい中、業績を飛躍的に伸ばされています。

契約後のお客様に対する対応に、その会社の本質が出るような気がしてなりません。

皆さんの会社は、お引き渡し後のお客様への対応は万全ですか?
お客様に感謝の気持ちを持ち、しかもそれが伝わるような取り組みをしていますか?

自社の業務が効率的に回るように、などと、
自社の都合を優先する思考が社内を支配していませんか?
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