鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1662回】 お客様はよく分かっている

2015年07月20日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界のことや経営のことについて書くよりも、
個人的な話題の方がブログやFBの反響が大きいことに、
心がちょっぴり複雑な鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

ちなみに昨日から我が家の長男はイギリスに語学短期留学に行っています。
オックスフォード大学の学生寮に泊まらせてもらって、
世界中から来るいろんな国の学生さんたちといろんなことを学ぶらしい・・・。

さて、懲りずに業界のこと、経営のことをこれからも書き続けていきたいと思います。

今年もいろんな住宅会社を調べてみると、
明らかにお客様の価値観が変わってきていることが分かります。

こうした傾向は全国的に同じ感じになってきていますが、
要は完成見学会やモデルハウスへのお客様の来場が、住宅会社によって差が大きすぎる、
ということをいろんな地域で感じるのです。

今、業界内で大きな注目をされている、業績が劇的に伸びている会社があります。

この会社、今は業績が良いようですが、10年持たないうちに倒産すると個人的には思っています。

外から見ると、非常に派手ですし、数字で見る業績はハンパない。
でも、見学会場には既にお客様がほとんど来場されていないのです。

お客様はやはりよく分かっていますね。
既に市場で飽きられはじめ、良くない評判が着実に広がっているのでしょう。

一方、手堅く展開をしていて、質の高い住宅を建てているライバル会社の見学会場は
朝10時からお客様で溢れていて、この会社とは全く違う状態になっていました。

「あの会社、すごく業績が上がっていて、一気に広く展開するみたい!」
という業界内での評判だけを見ると絶好調に映りますが、
実際のところ、お客様は見抜いているのです。

だからいろんな情報が入ってきた時、その検証を現場に出向いておこなう、ということが
私が今の仕事をやっていく上では欠かせないのです。

今年、いろんな地域に行って強く感じるのですが、
着実にお客様の支持を集めている住宅会社の見学会やモデルハウスには、
やはりお客様がたくさん来られているのです。

逆に来場が少ない会社には、それなりの理由があるのです。

お客様は実に賢いし、よく分かっている。
つくづく、そう感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする