鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1646回】 我慢する力

2015年07月04日 | 住宅コンサルタントとして
ここ数年、本当に信じられないような事件が、悲しいことに起こっています。

先日の新幹線内での焼身自殺もそうですし、
北海道の飲酒運転による暴走での死亡事故もそうですし、
愛知や神奈川での中学生の死亡事故(いや、殺人事件)もそうです。

もう、あまりにもレベルが低すぎですし、
犯人は自分の欲求のことしか考えていません。
日本人として情けないなぁ、と思ってしまいます。

人生、自分が思う通りになんかいかないということ。
思い通りにいかない中、どううまくやっていくか、ということが大切だということを
学んでこなかったのかなぁ、と思ってしまいます。

また、人に迷惑をかけるような生き方をしてはならない、とか、
弱い者いじめをしてはいけない、とか、
嘘をついてはいけない、とか、
こういったことも教えてもらってきてないのかな、とも感じます。

集団で生活しているのだから、
我慢しなければならないこと、自分を抑えなくてはならないこともあるはずです。
でも、いろんなものがすぐに買え、モノに不自由しなくなった日本は、
そういった我慢するとか忍耐とかが衰えているなぁ、とも感じますし、
自分の物差しでしか、判断できないわがままな人が増えてしまっているのでしょう。

これは若い世代だけでなく、老人も同じだと思います。

我が家の近所に、飼っている犬の鳴き声がかなりうるさい人がいます。
もう70歳くらいのご夫婦かと思いますが、
近所で幼稚園児や小学校低学年の子どもたちが遊んでいると

「うるさくて眠れない」

とか平気で苦情を言いに来るんです。
(ちなみに、そんなに騒がしくないのですが・・・)

自分が飼っている犬の方が、よっぽどうるさいのに・・・。

子どもはこれからの日本にとって宝です。
その成長を見守る余裕もなく、自分の価値観が全てだと思ってしまっているのでしょう。

日本全体に我慢する力や協調性が欠けているなぁと思う今日この頃。
自分自身も気をつけていきたいと思います。
コメント
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