鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1673回】 自社の良さを知るために・・・

2015年07月31日 | 住宅コンサルタントとして
どんな企業・お店でも、この厳しい時代に存在できているということは、
必ず競合他社と比較して強い部分があるはずです。

経営者や創業当時から頑張ってきた古参幹部は自社の強みをつくってきた当人ですから、
自社の商品やサービス、品質における強みをよく理解しています。

だからお客様の前に出た際にも、
自社の強みを他社と比較して、説得力ある言葉でお客様にお伝えすることができます。

しかしながら、ある程度会社の商品やさまざまな販売のしくみが
出来上がってから入社してきた新卒スタッフは、
自社のことしか知らないので、自社の強みをあまり分かっていないことが多いのです。

お客様から見れば、自社の特長を一般的な会社と比較して説明してくれると分かりやすいのですが、
他社との違いをよく分かっていないために、言葉に説得力が無い。
そして自社の強みではなく、自社の欠点や短所にばかり目が行ってしまう方も
残念ながら居たりします。

こういう時に一つの有効的な手法なのが、他社から転職してきたスタッフ。

どの会社でも通用しない、進化成長していない、使えないオッサンは論外ですが、
他社でそれなりに活躍してきた方で素直な方だと、

「え~っ、この価格でここまでの仕様なんですか?」
「ここまで厳しい施工のチェックをやっているんですか?」
「こんな素晴らしい教育制度があるんですか?」

と自社しか知らない新卒の方に、他社と比較した自社の強みを分かってもらう一つのきっかけに
なったりすることもあるのです。

「これって、自分たちは当たり前のことだと思っていましたけど、
業界の中ではとても珍しいんですね」
「一般的な他社だと、ここまでのチェックはやっていないんですか?」

など、他社との違い、自社の強みをどこまで理解してもらえるかが重要なのです。

これ以外にもいろんな方法があるとは思うのですが、
少なくとも自社と同業他社の差を客観的に掴んでおいた方が絶対に良いのです。

皆様の会社では、自社の強み、他社との差をみんなで共有するために、
どんな取り組みをされていますか?
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