鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2651回】 住宅業界の現状

2018年04月03日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、広告はますます効果が減少していくことでしょう。

チラシ、ポスティング、雑誌広告の効果は下がる一方。
業界誌も見る人が激減していくことでしょう。

また単なるモデルハウス、現場見学会も価値は下がり、
何をやってもお客様が来てくれないという会社が続出することは確実です。

この時代の変化に適応できていないのは、
大手ハウスメーカー、FC本部だけでなく、中小工務店も含め、
住宅を営む建設業の95%以上の企業があてはまります。

現に地元密着型の工務店の仕事の減少具合がハンパありません。

そして中小工務店に資材を販売している建材店、サッシ店、木材店の売上減少も
ひどいことになってきています。

2011年に自分が予測した通りの展開です。

今、これらの業界で好調なのは、地域ダントツのパワービルダーへ
納材ができている建材店だけですが、
一部得意先の売上構成比が上がるということは、
そことの取引が切れた際に、会社の売上が一気に傾くことにもつながります。

また一部のパワービルダーやローコスト建売業者も
彼らのビジネスモデルが右肩上がりの時代に対応したものですから、
2025年頃からは下がっていくことは明白です。

2011年、2012年に
弊社として建材店、サッシ店、木材店業界に提案していたことを
当時から愚直に取り組んで下さっているクライアント様は
こんな時代でも業績は好調ですし、未来も明るい。

逆に当時、弊社の提案にピンと来なかった会社の大半は、
2018年、2019年と劇的に売上が落ちることでしょう。

住宅を供給する建設業者。
その建設業者に商品を納材する納材業者。

そのいずれも、時代の流れに適応した業態に自らを進化させていない企業は、
本当に苦しい経営を余儀なくされることでしょう。

昔と違って、数年耐え忍べば、また春が来る訳でもありません。

この時代を勝ち抜くために何が必要か?

住宅会社、サッシ店・建材店・木材店の経営者の方で、
それらが理解できていない経営者の方は、弊社のWEBサイトよりお問合せ下さい。

今年(というか毎年そうなのですが)、平日枠は全て埋まっておりますが、
土日限定で良ければ、後1~2社は対応可能です。

もう業界的に限界、ギリギリのところまで来ているな、
というのが率直な感想です。
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