鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2666回】 損得ではなく人で選ぶようになると、営業マンは売れるようになる

2018年04月18日 | 住宅コンサルタントとして
自分がお客様の立場の場合、皆さんは何を基準に購入するお店を決めますか?

私は、必ず人で選ぶようにしています。

自分が好きになった方、好きになったお店から購入したいと思うのです。

自分が購入をすることで、少しでもお力になれたら、お役に立てたら、という思いで
購入をさせていただいております。

高い、安いとか、損得というような物差しでは購入しません。

飲食店も、料理人さんやスタッフさんのお人柄で選びます。
そして自分が惚れる料理人さんは、人として素晴らしい方だと思える方なのですが、
そういう方は100%、仕事に対してホンモノのプロです。
素材選びや手間暇をかけることを惜しまないので、
お料理を通して人としての生き方まで学ばせていただいている感じですかね・・・。

服もそうですし、マッサージ店なんかも同じです。

全て人で選んでいます。

自分自身がそういう価値観で生きていると、
なぜかそういう価値観をお持ちの方とご縁がつながっていきます。

損得とかではなく、人と人とのつながりを感じながら、
日々、お仕事をさせていただいていて、これって本当に幸せでありがたいことです。


その一方で、住宅営業マンの中には、
「他社が安いから失注した」
という報告がやたら多い方がいます。

そういう方とお話をさせていただくと、
自分自身が何かを購入する際、価格面で最もお得なお店で買う。

そんな価値観をお持ちなのです。

自分がお客様の時の購入先選定の物差しが、安さという方は、
そういう価値観のお客様を自ら引き寄せてしまっているのかもしれません。

他社よりも安くするか、他社と価格を合わせなければ契約をしていただけない、
という思いこみが、人で選ぶお客様を遠ざけ、価格重視のお客様を引き寄せる。

だからいつも粗利益率が低いのでしょう。

価格ではなく、人で選ぶような価値観を持つだけで、
価格が多少高くとも、ちゃんと選んでいただけるようになります。

結局、良いお客様を引き寄せられるかどうかは、自分の人間性や価値観にかかっているのです。
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