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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2673回】 無事に帰国

2018年04月25日 | 住宅コンサルタントとして
無事にミラノから帰国いたしました。

今回の視察ツアーで、途中で体調を崩された方もおられましたが、
全員無事に揃って帰国できて、とりあえずホッとしております。

弊社が企画する海外視察は、
とにかく食べ物とホテルは徹底的にこだわり抜いており、
今回も魚介系中心のイタリアンにしていただきました。
(クリーム、チーズ系のイタリアンだとすぐに胃がもたれてしまうので・・・)

しかも途中で1日、日本食も入れていただくよう、アテンドの服部さんにはお願いし、
連日、絶品の食事(本当に現地の方でごった返すお店)に連れていっていただきました。

ただ、イタリアのデザインの奥深さは、
1回行っただけでは、とても掴んだとは言えないと個人的に思いました。

これ、毎年行って定点観測をしなければ・・・。


私が個人的に感じたことや課題をまとめると次のようになります。

1.小物・雑貨のディスプレイのレベルが日本とは比較にならないくらい高い。
  雑貨は少ないのに、何故か全く寂しさ、物足りなさは感じず、高級感を感じる。
  このディスプレイのポイントを自分なりにルール化したい。

2.照明に関して、そのデザインのバリエーションは日本と比較にならない。
  照明だけにフォーカスして会場を見る、という見方をして、
  もっと照明の勉強もする必要がある。

3.空間というか、部屋の大きさと家具の大きさ、高さなどを
  数字で押さえなければならない。
  今回、メジャーを持っていかずに、失敗した。
  本当に素敵な空間を演出するのに、どれくらいの大きさが必要なのか?
  家具の大きさや高さはどれくらいが理想なのか?
  棚板や枠の厚みはどれくらいに押さえればスッキリするのか?
  これらを数字で押さえなければならない

4.実際のビジネスに結びつける視点で、サローネ会場を見たり、人とお会いする必要がある。
  現地の方とのコネクションをつくるには、仕事のやり取りをするのが一番で、
  デザインを委託したり、家具を輸入したり、逆に日本のさまざまなモノを輸出したりと、
  いろんな視点を持って来年以降、継続して訪れる必要がある。


日本の住宅の性能レベル、デザインレベルを高めることを目指して仕事をしていますので、
これらの課題を意識して来年以降も参加したいと思っています。
コメント
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