鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4964回】 効率を求めすぎると・・・

2024年08月02日 | 住宅コンサルタントとして
資料請求があったお客様に対するアプローチや
一度、商談してその後停滞しているお客様に対するフォローを
営業マンではなく、インサイドセールス部隊をつくって
その部隊に対応してもらおう、という考えが
近年、広がってきています。

ただ私自身はクライアント様に
インサイドセールス部隊をつくって
営業を効率化しましょう、ということを
ご提案したことは一度もありません。

効率だけを考えると、
インサイドセールスは理にかなっているように感じます。

ところが、効率化を求めたら成果につながるかというと
そう単純に事は進まないと思うのですね。

その理由は、まず住宅会社に来る資料請求数や
実際の来場数は年々、減少傾向になるので
そもそもインサイドセールスの必要性があるのか、
ということを考えるべきでしょう。

そして次に、資料請求のお客様に対し、
どういうアプローチをすると来場していただけるのか?

それから商談が止まったお客様に
どういうアプローチをすれば、
またご来場いただけるのか?

こういうことを営業が頭を使って考えることで、
やはり営業マンとして成長するし、
何よりお客様1組の大切さを痛感すると思うのです。

泥臭い活動、細やかなフォローをすることで、
基礎筋力のようなものがついてくると思っています。

効率を求めることで、何か大切なものを失っているように
私個人は感じてしまいます。

皆さんの会社は、インサイドセールス部隊を設けていますか?
コメント
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