鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4982回】 人としての基本

2024年08月20日 | 住宅コンサルタントとして
昨日お伺いしていたのは、
日本最高レベルの高生産性のクライアント様。

少人数で圧倒的な受注を達成し、
売上・利益とも文句の付け所がありません。

今期の決算予測、来期の決算予測も
えげつない利益が出る予想となっていました。

これが勝ち組の現実なのです。

来期の受注残も今期の完工棟数並みにあり、
このまま受注を続けると、着工1年半~2年待ちとなるため、
広告宣伝費を激減させている、という状況とのこと。

それでもお客様が来場されるので、
また契約が決まるという好循環。

もう本当に業績は素晴らしい訳ですが、
当然ながら商品・マーケティング・営業・マネジメント面に関して
非常に高いレベルで業務を回されています。

スタッフの皆様の個々のレベルも日本トップレベル。

でもそれ以前に、人としての基本がちゃんとできているというか、
とにかく人としてのレベルが皆さん高いのですね。

例えば、このクライアント様にお伺いする際は、
私は車を利用するのですが、社長から事前に

「事務所があるビルが改装工事中なので、
車で来られるのであれば、ここの駐車場に停めて下さい」

と事前にご連絡をいただいたり、
お伺いすると確認したい数字が
既に完全にまとめられているのです。

当然ながら事務所内はゴミ一つない状態で
非常にキレイで居心地が良い訳です。

更に全体研修の5分前にはスタッフさん全員、
会場の席に着かれていたり、
当然その間には携帯の音が鳴ったりしない。

私だけでなく、取引先の方や
当然ながらお客様、誰がお伺いしても、
滞在中、違和感なく心地よい時間を過ごせるのでしょう。

そして決めたことをちゃんと期日までに行うとか、
時間と約束を守るとか、
誠実に人と接するとか、
礼節を重んじるとか、
仕事以前にこういう人として大切なことが
組織としてちゃんとできているのです。

知識やスキルも大切ですが、
それらは人間力というベースがあって活きるのです。

まずは人として当たり前のことが
組織としてできるようにすることが大切ですね。
コメント
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