鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3359回】 売れなくなったものは何か?

2020年03月11日 | 住宅コンサルタントとして

日本の人口は、既に減少が始まっていて、

年々人口は減っていきます。

 

ということは、ありとあらゆるものが売れにくくなる、

ということを意味します。

 

出版不況、住宅不況、アパレル不況。

 

いろんな言葉を耳にする機会がありますが、

いろんな業界、全ての企業やお店が業績が下がっているかというと、

そういう訳ではないのです。

 

先日、ブログでも書かせていただきましたが、

京都の観光客が激減し、ホテルや飲食店がガラガラなのにも関わらず、

私が個人的に応援したいと思っているお店は、満席だったりするのです。

 

来週は3連休があります。

 

大半のホテルが空室だらけだったりするのですが、

人気の旅館はキャンセルなんて入らず、

これだけコロナウィルスで大騒ぎになっているのに、

ちゃっかり満室だったりするのです。

 

ここから何を読み解くか?

 

例えば出版不況。

 

大半の本や雑誌は売れていないですが、

ある種の本はバカ売れしているのです。

 

住宅業界でも同じで、

建築物としての家は売れていないのですが、

ある種の生活空間としての家はバカ売れしているのです。

 

だから、本や家が売れなくなった訳ではないのです。

 

これ、理解できますか?

(理解できる経営者が経営している企業は、

今の時代、さばききれないくらい、お客様が来ていると思います)

 

これ、コンサルタントの世界も同じで、

単なる情報やノウハウ提供しかしていないコンサルタントは、

猛烈に仕事に困っています。

 

ところが、違うものを提供できているコンサルタントは、

さばききれないくらいのオファーが来ているのです。

 

情報・ノウハウの価値は下がり、

それしか提供できないコンサルは仕事に困っているのです。

 

それ以外の、クライアント様が価値を感じ、

実は求めているものを提供できるかが、キーとなります。

 

ということで、売れない要因を市場のせい、業界のせいにしても、

何の解決にもなりません。

 

売れなくなったものは何か?

 

それを各クライアント様にご理解いただき、

対策を打っていきたいと思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3358回】 操作主義... | トップ | 【第3360回】 コロナウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事