日本の人口は、既に減少が始まっていて、
年々人口は減っていきます。
ということは、ありとあらゆるものが売れにくくなる、
ということを意味します。
出版不況、住宅不況、アパレル不況。
いろんな言葉を耳にする機会がありますが、
いろんな業界、全ての企業やお店が業績が下がっているかというと、
そういう訳ではないのです。
先日、ブログでも書かせていただきましたが、
京都の観光客が激減し、ホテルや飲食店がガラガラなのにも関わらず、
私が個人的に応援したいと思っているお店は、満席だったりするのです。
来週は3連休があります。
大半のホテルが空室だらけだったりするのですが、
人気の旅館はキャンセルなんて入らず、
これだけコロナウィルスで大騒ぎになっているのに、
ちゃっかり満室だったりするのです。
ここから何を読み解くか?
例えば出版不況。
大半の本や雑誌は売れていないですが、
ある種の本はバカ売れしているのです。
住宅業界でも同じで、
建築物としての家は売れていないのですが、
ある種の生活空間としての家はバカ売れしているのです。
だから、本や家が売れなくなった訳ではないのです。
これ、理解できますか?
(理解できる経営者が経営している企業は、
今の時代、さばききれないくらい、お客様が来ていると思います)
これ、コンサルタントの世界も同じで、
単なる情報やノウハウ提供しかしていないコンサルタントは、
猛烈に仕事に困っています。
ところが、違うものを提供できているコンサルタントは、
さばききれないくらいのオファーが来ているのです。
情報・ノウハウの価値は下がり、
それしか提供できないコンサルは仕事に困っているのです。
それ以外の、クライアント様が価値を感じ、
実は求めているものを提供できるかが、キーとなります。
ということで、売れない要因を市場のせい、業界のせいにしても、
何の解決にもなりません。
売れなくなったものは何か?
それを各クライアント様にご理解いただき、
対策を打っていきたいと思います。