「お客様第一」ということを掲げている会社の社長が、
お客様のことを「様」づけで呼んでいない。
「ルールを守る」ということを日頃から言っているトップが、
会議の時間にかなりの頻度で遅刻してくる。
「ご縁が大事」と言っている経営者が、
協力業者さんやビジネスパートナーに対して非常識。
こういう経営者が経営する会社は、
確実に一流になれません。
トップの発言と行動に矛盾があるからです。
そしてこういう会社の場合、
社員さんはどう考えるかというと、
「とりあえず、社長が言っていることに逆らうと、
面倒なことになるので、表面的に従っているフリはしよう」
というように考え、行動するようになります。
そして役職の高い人の中には、
お客様を大切にしない、
時間を守らない、
仕入れ先やビジネスパートナーに対して横柄な人が
確実に出てくるのですね。
一流の会社になりたければ、
この逆をやれば良いだけです。
すなわち、トップ自らが、
自分の言ったこととやっていることに
一貫性を持たせるだけで組織の雰囲気は変わってきます。
そして実績を出しているだけの人を出世させるのではなく、
会社が大切にしていることを順守している人に
より高い地位を与える会社が、良い会社になっていきます。
(もちろん、それなりの結果が出ていることが条件ですが・・・)
トップが言行一致していることが、
良い会社をつくっていく上で不可欠なのです。