鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3953回】 デザイン性の高さだけでは、差別化できなくなる

2021年10月26日 | 住宅コンサルタントとして

ここ数年で、住宅業界内で非常に増えたのは、

素敵な家を建てるノウハウを持った会社が、

新たなFC・VC事業を立ち上げ、

WEB広告で募集を募っている、ということです。

 

そもそも住宅業界の古きFCとしては、

Eホーム、Uホーム、Cホーム、Iホームと

4つありましたが、

もう完全にそれらの本部は、

時代の流れについていけなくなりました。

 

魅力的な商品を開発できず、

最新のマーケティング手法にもついていけないので、

加盟店の業績は上がらず、脱退する先が続出。

 

そして次世代型のいろんなFC・VC本部が

ここ数年で一気に立ち上がりました。

 

正直、どの本部もデザイン面やコンセプト面で

時代の流れにしっかりと対応されているので、

こうした本部のノウハウを素直に実行すれば、

大抵の会社の住宅のデザインは上昇します。

 

すなわち、デザインやコンセプトで、

この先は差別化をはかることが難しくなる、ということ。

 

ここを踏まえて、

住宅会社は経営戦略を構築する必要が出てきます。

 

デザインや性能、コンセプトで大差が出ない今、

どういう部分でライバルに差をつけるのか?

 

そのポイントは、飲食業界にあると思っています。

 

飲食業界の味に対するレベル向上は著しく、

正直、大抵のお店は、本当に美味しい料理を出します。

 

でも繁盛店とそうでないお店は、

明確に分かれるのです。

 

繁盛していないお店は、

商品がダメだと思う経営者が多く、

新メニューを開発したり、

割引セールを考えたりして、手を打つのですが、

そういうことをやっても効果は一時的にしか出なく、

やはり繁盛していかないのです。

 

自称グルメ王の私(笑)が、

繰り返し通いたくなるお店に、

住宅業界の繁盛店となるヒントがある、

と個人的に確信しております。

 

そのポイントを年末にかけて、

お伝えしていきたいと思っています。


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