鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3863回】 XとY

2021年07月28日 | 住宅コンサルタントとして

何度かこのブログの中でも言っておりますが、

私、島田紳助さんのことが大好きで、

今でも紳助さん以上のMCはいないなぁ、と

個人的に思っております。

 

その島田紳助さんが、吉本の若手芸人さん相手に、

授業をしたものが、「紳竜の研究」というDVDです。

 

この授業の中で、紳助さんは、

X(自分にできる、笑いのパターン)と

Y(世の中でウケること)をちゃんと分析しなくてはならない、

ということをおっしゃっています。

 

紳助さんいわく、

世の中で売れているコンビや芸人さんの

ネタやトークを分析すると、

笑いを取る流れは、ある程度パターン化できる。

 

そのパターン化したものの中で、

自分たちコンビができることとできないことを分類する。

 

自分たちができることX(=笑いの武器)を

まずは何パターンか、つくることが必要なのです。

 

そして次に、過去から現在にかけて、

その時その時に売れいている芸人さんの漫才やコントを

徹底的に分析し、ウケるパターンがどう変化してして、

これから先、どう変わっていくのかを予想する。

 

この世の中の変化をYと定義されています。

 

芸能界で生き残っていこうとするのであれば、

このXとYを理解した上で、

自分たちは他の芸人とどう差別化をはかっていくのか、

ということをやらないと、

仮に売れたとしても、一発屋で終わる、ともおっしゃっています。

 

もう、まさにこれって、

芸人さんの世界だけでなく、ビジネスでも

同じことが言えますよね?

 

Xを理解せずに、

ただ自分たちがやりたいことだけをやっても、

商売における成功は長続きしないでしょうし、

Yをおさえておかなくては、

自分たちはどのような進化を遂げなくてはいけないか、

その答えが分からない状態で経営しなくてはならない。

 

そんなことで、うまく生き続ける訳が無いのです。

 

そして私がクライアント様に対してさせていただいていることは、

常に変化し続けるYを明らかにすることと、

このYの変化に合わせてクライアント様のXを磨くことだな、

と改めて理解した次第です。

 

皆さんの会社では、XとYをちゃんと理解できているでしょうか?


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