何度かこのブログの中でも言っておりますが、
私、島田紳助さんのことが大好きで、
今でも紳助さん以上のMCはいないなぁ、と
個人的に思っております。
その島田紳助さんが、吉本の若手芸人さん相手に、
授業をしたものが、「紳竜の研究」というDVDです。
この授業の中で、紳助さんは、
X(自分にできる、笑いのパターン)と
Y(世の中でウケること)をちゃんと分析しなくてはならない、
ということをおっしゃっています。
紳助さんいわく、
世の中で売れているコンビや芸人さんの
ネタやトークを分析すると、
笑いを取る流れは、ある程度パターン化できる。
そのパターン化したものの中で、
自分たちコンビができることとできないことを分類する。
自分たちができることX(=笑いの武器)を
まずは何パターンか、つくることが必要なのです。
そして次に、過去から現在にかけて、
その時その時に売れいている芸人さんの漫才やコントを
徹底的に分析し、ウケるパターンがどう変化してして、
これから先、どう変わっていくのかを予想する。
この世の中の変化をYと定義されています。
芸能界で生き残っていこうとするのであれば、
このXとYを理解した上で、
自分たちは他の芸人とどう差別化をはかっていくのか、
ということをやらないと、
仮に売れたとしても、一発屋で終わる、ともおっしゃっています。
もう、まさにこれって、
芸人さんの世界だけでなく、ビジネスでも
同じことが言えますよね?
Xを理解せずに、
ただ自分たちがやりたいことだけをやっても、
商売における成功は長続きしないでしょうし、
Yをおさえておかなくては、
自分たちはどのような進化を遂げなくてはいけないか、
その答えが分からない状態で経営しなくてはならない。
そんなことで、うまく生き続ける訳が無いのです。
そして私がクライアント様に対してさせていただいていることは、
常に変化し続けるYを明らかにすることと、
このYの変化に合わせてクライアント様のXを磨くことだな、
と改めて理解した次第です。
皆さんの会社では、XとYをちゃんと理解できているでしょうか?