鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4102回】 協力業者さんや職人さんに選ばれる会社

2022年03月24日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、建築業界はインフレが続きます。

 

すなわち、需要>供給となるのです。

 

需要とは、住宅会社側が必要とする材料や手間。

 

供給とは、

納材業者さんや職人さんが提供できる材料や手間。

 

住宅会社が必要とする量の方が圧倒的に多くなる、

ということは、今まで仕事をお願いした時、

当たり前にやってもらえていたことが、

やってもらえなくなる、ということ。

 

というか、住宅会社側が頼んだ仕事を

受けてもらえないケースがドンドン増えていく、ということ。

 

すなわち、仕入れ先さん、職人さんに好かれ、

 

「御社の仕事、是非やらせてほしいです!」

 

と言われる住宅会社が勝ち、

 

「あなたの仕事、請けられないです」

 

と言われる住宅会社が負けるのです。

 

後者の会社の特徴は、

 

・とにかく段取りが悪い

・人として気持ちの良い付き合いができない

・「俺は客だ!」的な考えが抜けきらない

 

という感じです。

 

結論から言うと、相手の立場に立って物事を考えたり、

仕事の依頼ができる会社が勝つ、ということです。

 

デフレ時代のように、需要<供給で、

「とにかく仕事をさせて下さい」と

お願いしてくれる方がたくさんいた時代の価値観から

抜け出せない会社は、仕事を回せなくなるでしょう。

 

協力業者さん、職人さんから、

選ばれる会社が勝つ時代が、

間もなく始まります。

 

みなさんの会社は、選ばれる会社でしょうか?


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