鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4101回】 キャッシュフローと損益計算書を一緒にしない

2022年03月23日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、たまにあるのですが、

キャッシュフローとP/L(損益計算書)が

ごちゃごちゃになっているケースがあります。

 

月次決算を出していくのに重要なのは、

 

「売上がいくら立つのか?」

「当月の販管費はいくらかかったのか?」

「売上が立った物件の原価はいくらか?」

 

の3点なのです。

 

ところが、売上を入力すべきところに、

なぜか施主様からの入金を打ち込んだり、

更には原価を入れるべきところに、

業者さんへの支払いを入力したりするケースを

ここ最近、数社で拝見しました。

 

入金や業者さんへの支払、

更には金融機関への支払などは、

資金繰り表の中で管理すべきことで、

これを損益計算や月次決算の中に組み込んで考えると、

本当に訳が分からなくなるのです。

 

損益計算書、貸借対照表、資金繰り表。

 

この3つの目的や意味を正しく理解し、

正しく活用したいものです。


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