非常事態宣言や蔓延防止が出ている中、
飲食店はお酒を出すところと、
お酒を一切出さない(法令を遵守している)ところに、
大きく分かれます。
食べることとお酒、共に大好きな私は、
やはり美味しい食事には、ワインや日本酒を組み合わせ、
マリアージュを楽しみたい欲がメチャクチャ高いです。
私たちが最も通っている、京都の和食屋さん。
ミシュランの星も取っておられますが、
ここは法令を頑なに守り、
緊急事態宣言や蔓延防止が発令されている期間は、
一切お酒を出されません。
その理由を大将に教えていただいて、
私、感動しましたし、ますますファンになりました。
今、お酒を出すと、
「お酒が飲めるから・・・」
という理由で、パリピっぽい方や、
とにかくシャンパンを何本空けた、
ということで楽しみたい層の人たちが、
多数、訪れる可能性が高い、とのこと。
店の空気を考えず、自分たちだけ盛り上がれば良い、
と考えている方たちが来店し、
また次の予約を取っていくと、
これまで自店を支えて下さった、
大切にしたいお客様が去ってしまう可能性がある。
それだけは避けたいので、
目先の売上のためのお酒提供はしない、
とのことでした。
激戦の飲食業界。
生き残るために、経営者はいろいろと考え、
打てる手を打ちまくっているかと思います。
お酒をこの時期に出す、出さないは、
それぞれのオーナーの判断。
目先の売上を追い求めるのではなく、
長期的視点で、自社が大切にしなくてはならない顧客は誰か。
ということを考え、ブレずに行動している大将を
改めて応援させていただきたいな、と思いました。
そしてこの大将の考えに共感し、
この大将を応援したいと思う方たちが、
お酒が出なくとも繰り返しお店に通って、
売上に貢献しようとリピートするのです。
目先だけを見ないようにしたいですね。