たまたま、メガネスーパーを取り上げた記事をネットでみました。
メガネスーパー。
その昔、TVCMを見たことはありましたが、
眼鏡に特段、こだわりがない私は、
家の近所にある眼鏡屋さんで眼鏡をつくっているので、
メガネスーパーで購入したことはありません。
このメガネスーパー、過去は8年連続赤字、
社員さんのボーナスも8年連続でずっと0円で、
債務超過にもなっていたとのこと。
その状態で、プロ経営者として送り込まれたのが、
現社長の星崎尚彦氏。
星崎氏が社長になって、さまざまな改革をした結果、
業績は回復し、債務超過も解消。
星崎氏は、さまざまな改革を行われた、と
その記事には書かれていました。
私が共感したのは、とにかく星崎氏自ら現場に入り込んで、
現場のスタッフさんと直接、話し合って、
・赤字企業という現状を理解させる
・お店を良くするには、何をどうすればよいか、
常に現場でコミュニケーションを取りながら、スタッフに考えさせる
・上がってきたアイデアで良いものは即決済し、行動する
・会社や上司を見るのではなく、お客様を見て仕事をする
ということを現場に浸透させたことです。
有事の際のトップは、こうでなければならないと強く感じました。
スタッフさんが自ら考え、行動する能力を強化し、
お客様に支持されることをやり、
長い目で見て会社を強くするのが、
プロの経営者の仕事だと思うのです。
ところがカルロスゴーンや、
私が以前勤めていたメーカーの社長などは、
固定費を削減することを非常に強化し、
自分が経営者の間に一時的に利益が出る体質にする、
ということをやっています。
お客様のこと、10年後の会社の体制のことなど考えず、
利益と株価だけを見て、経営しているように感じます。
こういうプロ経営者に経営を頼むと、
会社の地力を急激に消失させ、
組織が崩壊したり、不祥事が起きたり、
社員さんが自ら考え、行動する力を剥ぐことにつながります。
プロ経営者に求められるものは、
目先の利益や株価ではないはず・・・。
個人的にそう思っています。