鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3406回】 思いっきり悩んだり、やり切った経験が無いと、ビジネスで成功することは難しい

2020年04月27日 | 住宅コンサルタントとして

「好きなことだけやれ!」

「何かをやって、しっくりこなければ、

次の新しいことにチャレンジしろ!」

 

的な、耳障りの良い言葉を言う人や、

いろんなアドバイスをそういう風に捉えがちな方は、

結構な割合でおられるような気がします。

 

でも、結論から言うと、

何かに真剣に取り組んでうまくいかず、

思いっきり悩んだり苦しんだ経験のある人や、

常人では考えられないくらいやり切った経験がある人でないと、

ビジネスの世界ではうまくいかないと思います。

 

それはなぜか?

 

ビジネスで今後、ますます重要になってくるのは、

人の感情の部分だからです。

 

お客様であって、社員さんであっても、

 

「そういう理由なら、欲しくなっちゃった」

「そういうことの実現のために、こういうことをするんですね!」

 

と、人は理由に共感できてはじめて動く時代になっているからです。

 

で、人に共感してもらおうと思うのであれば、

発信側の人間的な深みというか、そういったものが重要で、

発信側の深さ以上に受信側が深く共感してくれることはないのです。

 

だから、何か一つのことに取り組み、

それがうまくいかないことがあって、

深く悩んだりした経験がある人の方が、

悩みを抱えている人に共感してもらいやすくなりますし、

何かを圧倒的にやり切った人は、

何かをまさに今、やり切ろうとしている人から、

共感をしていただけたりするわけです。

 

20代、30代のうちに、何かに猛烈に取り組んで、

思いっきり悩んだり、やり切った経験は、

40代、50代になった時に必ず自分に

プラスになって跳ね返ってきます。

 

だから今の仕事をやり切りましょう。

 

悩みや不安も、自分を育てる糧になるのです。


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