鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4420回】 世帯年収1000万円以上のお客様への対応力

2023年02月05日 | 住宅コンサルタントとして

ウッドショックに始まり、エネルギー価格の上昇、

円安と世界的なインフレの影響を受け、

この3年間で家の価格は20%以上、上昇しました。

 

木材価格はピーク時、ウッドショック前の倍となり、

木材価格は下がり始めていますが、

サッシや住設、板金、プラスターボードなど

他の材料価格は上がっており、

家の価格はこの先、以前のようにはならないでしょう。

 

例えば、これまで世帯年収400万円台でも

土地を購入し、持ち家を建てられていたエリアで、

年収が500万円台後半以上無ければ、

土地なしのお客様は持ち家を建てることが出来なくなったりと、

家は大半の方が購入できるものでは無くなってきているのです。

 

更には札幌や福岡、仙台や名古屋近郊エリアでは、

土地価格が上がり続けていて、

世帯年収1000万円近く無ければ、

土地を購入して持ち家を持てなくなりつつあります。

 

土地+建物+諸経費合わせて6000万円がスタートライン、

というエリアも、東京や神奈川以外でも出てきているのです。

 

で、個人的に思うのですが、

家を建てるお客様の層の年収が上がっているのにも関わらず、

その接客をさせていただく住宅会社の営業マンのレベルが

伴っていないような気がするのです。

 

世帯年収1000万円超えの方が

日頃、どのようなサービスを受けておられるのか?

 

どのレベルのお店を利用されているのか?

 

となれば、これくらいのレベルのおもてなしをしなければ、

お客様は満足して下さらないのではないか?

 

と気づきそうなものですが、一般的な住宅会社の場合、

営業マンや会社全体でのおもてなし力を高めることの重要性を

あまり理解していない気がしております。

 

弊社のクライアント様でおもてなし力が抜群の会社は、

高所得のお客様に対する成約率が抜群に高いのですが、

それは世帯年収が高いお客様の心を掴む対応が

できているからだと個人的に思っています。

 

スタッフさんの所作・姿勢であったり、

打合せをする空間のしつらえだったり、

お出しするお飲み物であったり、

お子様への対応であったり・・・。

 

お客様の層が上がれば、

自社の接客レベルも上げなくてはなりません。

 

皆さんの会社の接客レベルは高まっているでしょうか?


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