ウッドショックに始まり、エネルギー価格の上昇、
円安と世界的なインフレの影響を受け、
この3年間で家の価格は20%以上、上昇しました。
木材価格はピーク時、ウッドショック前の倍となり、
木材価格は下がり始めていますが、
サッシや住設、板金、プラスターボードなど
他の材料価格は上がっており、
家の価格はこの先、以前のようにはならないでしょう。
例えば、これまで世帯年収400万円台でも
土地を購入し、持ち家を建てられていたエリアで、
年収が500万円台後半以上無ければ、
土地なしのお客様は持ち家を建てることが出来なくなったりと、
家は大半の方が購入できるものでは無くなってきているのです。
更には札幌や福岡、仙台や名古屋近郊エリアでは、
土地価格が上がり続けていて、
世帯年収1000万円近く無ければ、
土地を購入して持ち家を持てなくなりつつあります。
土地+建物+諸経費合わせて6000万円がスタートライン、
というエリアも、東京や神奈川以外でも出てきているのです。
で、個人的に思うのですが、
家を建てるお客様の層の年収が上がっているのにも関わらず、
その接客をさせていただく住宅会社の営業マンのレベルが
伴っていないような気がするのです。
世帯年収1000万円超えの方が
日頃、どのようなサービスを受けておられるのか?
どのレベルのお店を利用されているのか?
となれば、これくらいのレベルのおもてなしをしなければ、
お客様は満足して下さらないのではないか?
と気づきそうなものですが、一般的な住宅会社の場合、
営業マンや会社全体でのおもてなし力を高めることの重要性を
あまり理解していない気がしております。
弊社のクライアント様でおもてなし力が抜群の会社は、
高所得のお客様に対する成約率が抜群に高いのですが、
それは世帯年収が高いお客様の心を掴む対応が
できているからだと個人的に思っています。
スタッフさんの所作・姿勢であったり、
打合せをする空間のしつらえだったり、
お出しするお飲み物であったり、
お子様への対応であったり・・・。
お客様の層が上がれば、
自社の接客レベルも上げなくてはなりません。
皆さんの会社の接客レベルは高まっているでしょうか?