鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4759回】 経営戦略を間違えると、大幅に業績を落とす時代

2024年01月10日 | 住宅コンサルタントとして

とある県の2023年4~9月の着工実績のデータを

クライアント様よりいただきました。

 

その県は、もともと地元の住宅会社は3強と言われていた中で、

弊社のクライアント様がここ10年で大きく伸びて

現状、4強となっているのですが、

この4強の中の2社が大幅に業績を落としました。

 

もう1社も業績が昨年対比で下がっていて、

唯一、弊社のクライアント様だけが昨年対比で上がっています。

 

昨年対比微増・微減は、カウントをする時期で

多少上下しますので大した問題ではないのですが、

昨年対比30%、40%着工が減少している、ということは大問題です。

 

これまでその地域でトップクラスだった、ということは、

当然ながら実力はある訳ですが、

なぜ県内トップクラスのビルダーで業績を落とすケースが

ここ2~3年で増えてきているのか?

 

当然ながら、市場環境の変化についてこれていない、

ということに行きつく訳です。

 

違う切り口で解説すると、

経営戦略が間違っているということになるかと思います。

 

もう少し解像度を上げてお話すると、

ターゲット選定が間違っている、ということです。

 

マーケットイン思考で考えた場合、

 

誰を我が社のお客様とするのか?

そのお客様が価値を感じる商品・サービスは何か?

そのお客様はどういう手段で情報を収集されるのか?

そのお客様にどんなアプローチをすると、

好感を持っていただけるのか?

 

というように、ターゲットとなるお客様に合わせて

自社の商品やマーケティング、接客を変えていく訳ですが、

このターゲット選定を間違ってしまうと、

取返しがつかない事態となってしまうのです。

 

それまで地域で成果を出してきた会社なので、

マーケットイン思考は出来ていると思います。

 

なのに業績が大幅に下がっている、ということは、

ターゲット選定が間違っている、ということなのです。

 

皆さんの会社のメインターゲットは誰ですか?


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