鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4621回】 確認されることが多い人は仕事ができない

2023年08月25日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様で優秀な会社になると、

社長にいろんな質問をしても、

非常に詳細に答えていただけたりします。

 

社長は現場で実務をしている訳ではないのに、

結構詳細に把握されているのです。

 

更にそういう会社で、社長が幹部やリーダーを呼んで、

 

「そういえば、あの件どうなった?」

 

という確認をしているシーンを見たことがありません。

 

逆にコンサルの休憩中に、

幹部やリーダーが社長のところに行って、

いろんなことを報告して、アドバイスをもらったりしています。

 

もうこういう会社は、勝手に伸びていきます。

 

幹部やリーダーは、

 

「上司がどういう報告を求めているか?」

 

ということを分かっていて、

上司から確認される前に報告できる、ということは、

いろんな方と仕事をしていく上で、

 

「相手が何を求めているのか?」

 

ということを常に考えているのです。

 

相手の立場で物事を考えられる体質になっている訳です。

 

この相手というのは、社内であれば社長や上司になりますし、

商談のシーンではお客様になりますし、

日々の業務においては、例えば不動産会社さんとか、

金融機関の担当者立ったりする訳です。

 

関わるいろんな方のことを考え、

皆が気持ち良く仕事ができるよう、

確認される前にしっかりと報告ができる。

 

こんな気が利く人、関わる全ての人から信用され、

好かれるに決まっています。

 

だって、こういう人と一緒に仕事をすると、

ホンマに気持ち良いですもんね。

 

思いっきりマーケティング志向なのです。

 

こういう方は、かかってくる電話は非常に少なく、

上司からも部下からも確認されることが少ない。

 

だから、業務に集中して取り組めるため、

圧倒的なスピードで圧倒的な量をこなせるのです。

 

逆にお客様から「あの件、どうなりました?」と質問されたり、

不動産屋さんから「先週、ご紹介した土地ですが、

その後、どうなりました・・・?」というような質問をされいてる方は、

そもそも信用されないし、好かれないので売れないのです。

 

気が利かない。

自分のことでいっぱいいっぱい。

自分のことしか考えていない。

相手への配慮が足りない。

 

そういうビジネスパーソンが、

仕事で成果を出せないのは、

ある種、自業自得なのです。

 

皆さんは、上司に

 

「そういえば、あの件、どうなった?」

 

と確認されるような仕事をしていませんか?

 

上司は、こういうことが気になっているのでは?と

言われる前に察し、確認される前に報告していますか?


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