鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3574回】 辛さを乗り越えた先にあるもの

2020年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

週末は珍しく2日間とも自宅におりましたので、

溜まった仕事をしたり、本を読んだり、動画を見たりと

良いインプットができました。

 

そしてふとつけたテレビで、たまたま流れていたのが、

「サワコの朝」という番組。

 

阿川佐和子さんがゲストをお招きし、

トークを展開するトーク番組。

 

今回のゲストは永作博美さんでした。

 

私の中では、永作さんはどんな役でも見事にこなされる、

プロ中のプロの演技派の役者さんというイメージなのですが、

そんな永作さんは、20代の頃、演じるのは嫌いだったそうです。

 

「芝居なんて恥ずかしいものだと思っていました」

 

という衝撃発言も・・・。

 

本当に芝居が苦手で、ずっと我慢をしながらやっていたそうですが、

ある日、芝居の最中に、

これまでずっと溜まってきた感情が爆発してしまったそうです。

 

そのシーンが、以外にも認めていただき、褒められたそうで、

その出来事がきっかけで、芝居にのめりこんでいったそうです。

 

ある一線のレベルを超えた、魅力的な方には、

辛くて苦しいことに耐えながらも、

それを乗り越えた方が多いよな、

と改めて感じました。

 

今の若い方たちに、いろんな人がメッセージを送っていますが、

その中で多いと私が感じるのは、

 

「好きなことだけやればいい」

 

というもの。

 

嫌なことや苦手なことなどには手を付けず、

好きなことだけ、自分がやりたいことだけをやるべき、

という考え方です。

 

でも個人的に思うのは、

本当に人を惹きつける、魅力的な人は

皆、辛い経験や極度の不遇を乗り越えておられ、

その経験の上で今、穏やかでいつも笑顔である、ということ。

 

私自身もその昔、苦手なお客様や上司が何人か居て、

結構な頻度で体調を崩していました。

 

今から考えると100%、パワハラでしたし、

超理不尽や要求をしてくる、最悪なお客様も居ました。

 

他のメーカーが誰も相手にしない。

でも典型的な詐欺師タイプで、

とにかく口が上手く、お客様の前では豹変するので、

受注だけは取ってくる、訪販系の営業マンには、

猛烈に振り回されました。

 

揉めることもしょっちゅうでしたし、

もう本当に会社に行きたくないことも

何度もありました。

 

本当に鍛えていただきました。

 

本当に辛くて、ストレス。

逃げ出したい。

そんなことを乗り越えた人は、

人として深みが出るというか、

ある一定の年齢になった際に

その人の味になるような気がしています。

 

辛さを乗り越えた先にあるものは、大きいのです。

 

耳障りの良い言葉だけを信じて行動していませんか?


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