弊社のクライアント様の中で、
最初は少人数で小さな組織でやっていた。
ところが業績が順調に伸びて、
人を増やしていく中で、
組織がいつの間にか大きくなった。
小さな組織だと、
アナログであっても全体が把握できたりしますが、
組織が大きくなると、デジタル技術を駆使しないと
全体を把握できなくなったりします。
また組織が小さいと、
トップが全員とコミュニケーションを直接取って、
皆のやる気をUPさせることもできますが、
組織が大きくなると、それは物理的に無理となります。
そういう中で、人間関係や評価の面で
社員さんに不平不満が溜まったりと、
組織上の問題が起こってくるのです。
こうした問題は、
経営をしていく上では避けて通れないことです。
で、ここでトップや幹部に、
マネジメントがしっかりとしている会社で
働いた経験があるかないかで、
マネジメントの理解でかなり差が出ると
個人的に感じています。
会議の議題や頻度、進行方法について。
評価制度や人事について。
賞与支給時のコミュニケーションについて。
どこまでの情報をオープンにするべきか?
組織が大きくなると、どの部署を強化すべきか?
スタッフさんの教育育成制度について。
などなどキリが無いのですが、
こういう部分でいくつかの会社の制度について、
知っているのと知らないのとでは、
組織の変化のスピードが全く異なります。
で、ビジネスモデルやマーケティングについて、
その重要性を理解していて、
更にはそういう勉強の必要性は理解しているのに、
こういう組織の回し方や働くスタッフさんの気持ちには、
鈍感というか、興味が低い経営者も多いと感じています。
業績が向上し、組織が大きくなると、
トップとして何を学ばなくてはならないのか、
ということを理解する必要がトップにはあり、
それが理解できない経営者が経営する会社では、
ある一定の段階で、退社する社員さんが増える、
ということを知っておく必要があるでしょう。