鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4217回】 ローコスト住宅展開を推奨しない理由

2022年07月17日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社さんのコンサルティングをさせていただいて17年。

 

基本的な自分のスタンスは、

自社のこだわりを商品やマーケティング、接客に活かし、

他社よりも付加価値をつけて販売していく、ということ。

 

コストダウンを繰り返し、価格の安さで販売する、

ということを推奨しておりません。

 

なぜ、私がローコスト展開を推奨しないのか?

(ちなみに、コストダウンはもちろん追求します)

 

その理由は2つ。

 

1つは、

 

「ウチの商品はあれもこれもついて、この価格!

だからお得ですよ!」

 

と販売したところで、

スタッフさんの能力や提案力が伸びないからです。

 

頭を使い、トレーニングを積まなければ、

なかなかお客様に選んでいただけない、

という中で、スタッフさんは提案力を身につけ、

成長されていくのです。

 

基本的にお客様の目は肥え続け、

ライバルは常に成長していきますから、

こちら側も成長し続けられる環境をつくらないと、

ライバルに販売力や提案力で抜かれることになります。

 

なので、付加価値のある商品を開発し、

その付加価値をお客様に理解納得していただき、

選んでいただく、というレベルの商品を提案しています。

 

そして2つ目の理由ですが、

それはローコスト住宅を選択すると、

来場前のファンが増えづらいから、ということです。

 

お客様は来場前にスマホで住宅会社を調べてますが、

インスタやTikTok、YouTubeにおいて、

建物のレベルがショボいとファンが増えないのです。

 

価格以外の訴求ポイントを表現しづらく、

結果、ファンがふえていきづらくなるのです。

 

商売をやり易くしていくには、

ファンが増えていくことですから、

ローコスト展開をおススメしていないのですね。

 

目先の数字をクリアしたいのであれば、

ローコスト展開を提案するでしょうが、

そもそもクライアント様の10年先を見据えて

サポートさせていただきたいので

地力がつく展開を推奨しています。

 

そしてこの物価高の中、

ローコスト展開をしている住宅会社が

一気に苦戦しているのです。

 

集客がボロボロです。

 

というのは、その住宅を購入される方たちは、

この物価高で日々のやりくりに追われていて、

マイホームどころではないからです。

 

なので来場が激減しています。

 

更にローコスト販売をやっていた営業マンが、

付加価値型の営業スタイルに進化するのは、

それはもう本当に至難で、

簡単に路線変更はできません。

 

ゆえに私は、昔からローコスト住宅を推奨していないのです。

 

数十年先を見据え、地力がつく展開をしていきたいですね。


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