鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4493回】 読み書きが出来ない人を雇用すると、トラブルの源になる可能性

2023年04月19日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンでも現場監督でも同じなのですが、

住宅会社で仕事をするには、

社外のいろんな方とコミュニケーションを取る必要があります。

 

営業マンであれば、お客様はもちろん、

金融機関であったり、不動産業者さんであったり、

司法書士さんであったり・・・。

 

現場監督の場合だと、職人さんや協力業者さんだったり・・・。

 

そしてそれらの方とのコミュニケーションの手法は、

以前は電話一択だった訳ですが、

今の時代、LINEや他のアプリ、e-mailだったりする訳です。

 

こちらが伝えたいことを相手に分かりやすく伝えられる。

 

相手の理解力であったり、相手の知識レベルを考え、

相手の方が理解できるような言葉を用い、

文章を組み立てて、伝えたいことを伝えられる。

 

こういう能力が無いと、仕事はチームとしてスムーズに進んでいきません。

 

私の周囲には全くいないのですが、

住宅業界を転々としている人の中には、

面と向かってのコミュニケーションは、

一見、それなりにできるのですが、

細かい部分を正確に誤解無く伝えることが

全くできない方も存在するようです。

 

細かな部分を誤解無く相手に伝えるには、

書面でもって詳細を具体的に記す必要がありますが、

この際の伝えたいことを言語化できない方が、

実はそれなりに存在する、ということを知りました。

 

誤字脱字が多い。

要点を箇条書きで整理して伝えられない。

やたら文章が長い。

句読点を正しく使うことができない。

(↑こう書くと、自分も当てはまっている気が・・・汗)

 

口八丁手八丁で、浅いレベルのコミュニケーションは得意だが、

深いレベルで細かなコミュニケーションとなると、

全くできないレベルの方を営業マンで雇用したら、

契約後、トラブル続きになります。

 

相手に伝わりやすい言葉を組み立てられない人が

現場監督をやったとしたら、

職人さんに正しい情報が伝わらず、

誤った施工をされてしまい、無駄なコストが流出します。

 

だから業界経験とかよりも、

相手の立場に立って考えて行動できる客観性と

読み書き能力は、最低限、必要なのです。

 

なので採用の際、面接だけでなく筆記テストを行うことは

絶対に欠かせないのです。

 

皆さんの会社では、面接と適性検査だけでなく、

読み書き能力をチェックするためのテストを用意してますか?


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