鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3616回】 ヒートショックの季節

2020年11月23日 | 住宅コンサルタントとして

この時期、夕方から夜になりかけの時間帯に、

しょっちゅう救急車のサイレンを耳にすることが多くなります。

 

弊社のクライアント様には度々、お伝えしていますが、

このサイレンは、ヒートショックにより、

お風呂場で意識を失っている老人である確率が高いのです。

 

交通事故による死者の2.5倍から3倍の方が、

年間でヒートショックで亡くなっていますが、

その大半が11月~3月までに集中しているので、

ほぼ毎日のように耳にするのです。

 

そしてヒートショックの原因が、

家の断熱性能の低さによるもの。

 

脱衣室と浴室があまりに冷えているので、

暖かいリビングから移動し、

お風呂に入った時に意識が無くなるのです。

 

このヒートショックを防ぐためには、

高気密・高断熱・基礎断熱・熱交換換気がベスト。

 

そうすることで、脱衣室が寒くならず、

浴室内も温度差がほぼ無い環境となるのです。

 

コロナよりも、この時期のヒートショックの方が、

よほど死者数が多いのですが、

相変わらずメディアは煽りまくってますものね・・・。

 

高性能住宅を日本に広げていきたいです。


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