鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4109回】 お客様を選べる環境をつくる

2022年03月31日 | 住宅コンサルタントとして

中小企業は、組織も小さく、

スタッフさんの人数も限られていますので、

全てのお客様の多様なニーズに対応していては、

あらゆる業務がいい加減となります。

 

だから、自社のお客様を絞る必要があるのです。

 

また近年、クレーマー体質の方や、

モンスターペアレンツ、

モンスターカスタマーもこの世には存在します。

 

こうしたモンスターと深くかかわると、

自社の大切なスタッフさんが心身共に疲弊し、

最悪の場合、退職してしまうことも・・・。

 

そういう最悪な事態を防ぐためにも、

ヤバイお客様だと感じた瞬間、

断れる環境をつくっておかなくてはなりません。

 

そのためには、常に受注をダムのように貯め、

モンスターだと気づいた瞬間、

もしくはもうこれ以上、お付き合いするとヤバイと判断した場合、

即座にお断りできる環境をつくっておく必要があります。

 

そういう余裕が無く、

受注や売り上げ、資金繰りにこまっていると、

モンスターでも相手にせざるを得ないため、

組織はますます疲弊することになるのです。

 

結局のところ、

お客様の来場や受注状況に余裕がある状態を

常に作り続けることが、

業務の安定や組織の安定につながり、

社員さんを守ることにつながるのです。

 

だから経営者は、組織の問題を見つけ出し、

常に改善改良を繰り返し、

順調であり続けられるようにしなければならないのです。

 

追い込まれてから頑張るようでは遅いのです。


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