年間240泊以上、ホテル暮らしなので、
髪をカットする美容室は、いつも同じではありません。
でも2011年に起業して以降、
自宅の近くの美容院で年間の半数以上、
髪を切っていただいていたと思います。
長らく私の髪を切っていただいていた、
若い美容師さんが、年内でお店を辞める、
という事実を教えていただいたのは、
先月、その美容院で会計を済ませた後、
お店のオーナーからでした。
ただ、ご本人の口からではなく、
オーナーから教えていただいたことに、
私、ちょっと違和感があったのです。
髪を切っていただきながら、
若い方が何に興味を持っていたり、
今、何が流行っているのかなど、
いろいろと教えていただいていましたし、
カットの技術も高く、更にカラーは丁寧にやって下さるので、
個人的にはとてもお世話になっている、と
感謝の気持ちを持っておりました。
で昨日、おそらく最後、もしくは残り1回、
その方にカットしてもらうかどうかのタイミングで、
いつもの美容師さんを予約し、お店に行ってきました。
辞めて何をされるのか、とかも聞いてないですし、
お世話になったので、何かできることがあれば、
応援できるようなことはないかなぁ、とも
個人的には思っておりました。
そしてその美容師さんにカットしていただきながら、
いろいろと教えていただいたのですが、
正直に言わせていただくと、かなりがっかりしたのです。
・もともと美容師を辞めようと思っていた
・ちょっと1か月くらいはゆっくりしたい
・しんどい仕事はしたくない
・土日休みの仕事が良い
・性格は几帳面ではないので、美容系、
特にまつ毛とかの仕事はおそらくできない
というような本音が、美容師さんの口から出てきたのです。
何かお力になれることがあれば、
お力になりたい、と思っていたのですが、
そんな気持ちは一瞬で消え去りました。
前向きでコツコツと頑張る人であれば、
こちらとしても心から応援したいと思います。
困難なことにチャレンジするのであれば、
なおさらです。
でも、しんどい仕事はしたくない、というような
ネガティブな言葉には、
応援したいと思っている人の気持ちを一瞬で折る、
すさまじいパワーがある、ということが理解できました。
そして悲しいかな、自分のことしか考えておられないんだな、
ということも理解できました。
だからご本人の口からではなく、
オーナーが私に教えて下さったのでしょう。
成長しようと頑張っている方であったり、
新しいことにチャレンジしている方だったり、
お客様や患者さんのためになることをしようと
頑張っている方を見ると、勝手に応援したくなります。
そういう生き方を自分はしていきたい、
と改めて思った1日でした。