鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第836回】 ビジネスの勘所が分からないと・・・

2013年04月15日 | 住宅コンサルタントとして
経営者は、企業経営に対して、全責任を負っています。
全ての責任が経営者にあるのです。
それだけ、会社の経営者になるということは、責任感をともなうということです。

また、経営者一人の力では、大して何もできません。
スタッフさんの力、取引先の企業様の力、ビジネスパートナー様の力、
更にはOB様の口添えなど、いろんな方々のお力を借りなければ、
結局のところ商売は成功しないと思います。

ですから、経営者にとって最も重要なポイントは何かといえば、

「この人に頼まれたら、しょうがないよね・・・。全力で協力しよう!」

と周りの方々に思っていただけるような人間性を身につける、ということなのかもしれません。
こうしたビジネスの勘所を分かっているか分かっていないかで、
会社の業績や将来を大きく変わってしまうと思います。

例えばこういう経営者だとしたら、皆さんは応援したくなるでしょうか?

ある分野のスペシャリストのビジネスパートナーさんがいるとします。
その方に対し、しょっちゅう電話をしてきて、質問を多々している・・・。
電話をかけるということは、相手の時間を奪っているということです。

「お忙しいところ、すみません」「教えて下さい」と、言葉口調はとても丁寧なのですが、
いざお伝えしたことが実践されているかといえば、全然違うことをやっている

そのことを突っ込むと、
「いや、こちらの方がいいかな、と思って・・・」
「自分達はこれを気に入っているので・・・」
と、自分の好みでばかり物事を進める。

「お忙しいところ、すみません」と言いながら、大した用でもないのに頻繁に連絡をしてくる。
「教えて下さい」と言いながら、素直に耳を傾けない。

こういう人に対し、これからも何かあれば応援して差し上げたいと思いますか?

こういうビジネスの勘所が悪い経営者には、誰もついていきませんし、応援もしてくれません。
気が付けば、裸の王様になっているのです。

経営者は素直で謙虚あるべきだと思います。
でも、言葉遣いは丁寧で腰が低くても、素直でないし、謙虚でないと感じる方もいます。
一方、言葉遣いはそうでもないのに、非常に素直で謙虚だと感じる方もいます。

見る目のある人ほど、表面上の言葉遣いや態度だけを見ていません。
その経営者の本質を見ているのです。

経営者たる者、ビジネスの勘所をしかりと押さえておきたいものです。
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【第835回】 未知の分野へのチャレンジ

2013年04月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、住宅では無い事業を展開しているクライアント様にお伺いしておりました。

私にとっては未知の分野であり、その分野でのお手伝いははじめての経験です。

なぜそういったオファーを頂戴したのかと申しますと、
お付き合いが長い住宅会社のクライアント様のグループ会社であり、
そのクライアント様からの口添えがあったからです。

私自身はその業界に全く精通しておりませんので、
クライアント様から「こういうことで困っているんですが・・・」とご相談をいただいた際、
当然ながら即答出来ません。

ですので質問を頂戴した際に、常に質問で返してしまいます。

「ちょっと分からないので教えていただきたいのですが、
そういうケースでは、お客様はどう感じておられるのでしょう?」
「そういうケースでお客様が困っておられることって何なのでしょう?」
「その業界で一番店はどこで、そこの強みはどこでしょう?」
「自社の商品やサービスの中で、その一番店に勝っている部分はありますか?」

クライアント様のご質問に質問で返すということばかりをやっております。
こちら側が教えていただいてばかりで大変恐縮です。

でも、常にお客様の視点で物事を考えること。
競合企業に対し、自社の現状で勝てる部分を探し出し、その部分を徹底的に訴求すること。

こうしたマーケティングの組み立て方は、業界が変わっても全く同じ手法で大丈夫だと思っています。

実際、昨日のお打合せの中で、ある特定の地域のお客様に対して、
クライアント様が持っておられるサービスが
圧倒的に業界一位の企業に勝てる内容だということが分かりました。

全てのお客様に対し、勝つ必要などないのです。
特定のお客様にとって、まずは一番を取ることが大切なのです。

ですのでエリアを絞って、そのエリアで配布するツールを作成しておりました。

ただ、このツールづくりが時間がかかるのです。
同じようなツールを住宅業界で作成するのなら、正直1時間程度で出来るのですが、
実際のところ、トータルで6時間かかってようやく完成しました。
全体の構成を考え、知らない言葉や業界常識を調べながら、
更には業界トップクラスの同業者の商品やサービスを調べながらなので、とにかく時間がかかりました。

夕方、変える際には何も考えられないくらい、頭がオーバーヒートしていました。

でも、こうした未知の経験をさせていただけるのが、本当にありがたいです。
何せ、いつもさせていただいているお仕事ばかりだと、自分の思考が硬直しがちなので・・・。

歳をとればとるほど、未知の分野への挑戦を定期的におこなっていかなくてはなりませんね。

皆さんは、未知の分野への挑戦は出来ていますか?
思考や行動が硬直化していませんか?
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【第834回】 ゼロからの住宅事業の立ち上げ

2013年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとある会社さんにお伺いしておりました。

本業は別の事業をされている中で、住宅事業を立ち上げようとされておられます。

ゼロからの立ち上げを自分達だけでやり遂げようとお考えのようでしたが、
このまま取り組まれると失敗する可能性があると私自身が傍から見ていて感じたので、
一度お打合せをしましょう、とお伝えし、昨日お会いした次第です。

住宅事業をゼロから立ち上げる際にとても大切なことがあります。
その一つはもちろん商品です。

ただ、商品の価値を感じられるのは、当然ながらお客様ですから、
商品開発をする際、どんなお客様に買っていただきたいのかを決めなくてはいけません。
更に、住宅の場合は非常に高額ですから、
そのターゲットの顧客層が買える価格帯で商品開発しなければなりません。

そして商品のコンセプトがある程度固まれば、
それが市場で自分達よりもシェアを持っている他社とかぶっていないか検証します。

たまたま勝負していただこうと思っていたコンセプトが、その地域の一番店とかぶっていたので、
コンセプトを若干軌道修正すれば、すんなりと立ち上がりそうな感覚を持てました。

そして商品コンセプトが決まれば、それらを作る上で必要な商材の調達になります。
この部分に関してもアドバイスをさせていただきました。

後はモデルハウスの設計・コーディネートであったり、実務の習得だったりするわけですが、
これらに関してはビジネスパートナーさん、それからクライアント様のお力をお借りして、
実際につくりあげていきます。

こうして、最短ルートで住宅事業を立ち上げていただくことが可能となるのです。

半年後、良い感じでモデルハウスがオープン出来るのではないかと思っています。
もちろん、消費税アップによる反動があったとしても、
それを既に織り込み済みで事業プランを考えています。

成熟した住宅業界で、ゼロから事業を立ち上げるというのは、非常に難しいです。
また、さまざまなFCやノウハウなどもありますが、住宅は結局のところ、
地域の中でどうトップを取るかなので、金太郎飴のような考えでは難しいのです。

その地域にあった、最適なブランドを構築することが大切なのですね。
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【第833回】 時間はつくるもの

2013年04月12日 | 住宅コンサルタントとして
3月の下旬から、家の近くのジムに通っている鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

週2~3回、汗を流すためにジムに通うことが、なんとここまで継続出来ております。

「時間が無い」と思っていたのは、どうも自分の思い違いであったようです。

もちろん、数年前の自分の仕事のスピードでは、
とてもジムに通う時間をつくることなど出来ていなかったと思いますが、
今だとちゃんと確保することが出来ています。

いつジムに行くのかを私自身、手帳に書いているくらいです。

筋トレでかける負荷も少しずつ上げております。

日々、筋肉痛が続いていますが、肩こりや腰痛は治るし、眠りは深いし、
クライアント様のスタッフの方々からは「ちょっと痩せましたね!」と言っていただけますし、
正直、良いことづくしです。

時間は自分でつくるものなのです。

来週はジムにも通いつつ、ビジネスパートナーさんとの打合せも2本入っていますので、
またまた新しい企画やプロジェクトのスタートです。

日々のコンサルティングの他に、これらも入ってきますので、
今以上に時間的に厳しいと思いますが、時間はつくるもの。
何とか乗り切っていきたいと思います。

思えば、私も今年41歳で、人生折り返し地点を越えています。
やりたいことを整理して、それらをドンドンやっていきたいと思います。

皆さんは、やりたいこと、チャレンジしたいことが出来ていますか?
「時間が無いから・・・」という言い訳をしていませんか?
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【第832回】 経営計画書作成合宿

2013年04月11日 | 住宅コンサルタントとして
個人的には、常に数年先のことをイメージ出来ている状態で、
会社を経営していたいタイプです。
(もちろん、イメージ通りにはなかなかいかないのですが、
イメージ出来ているからこそ、軌道修正が出来ると思っています)

消費税増税後に、需要が大幅に激減する中で、
1人のお客様から家づくりを託していただくということの重みが更に増すと思っています。

よりじっくり検討されるお客様。
土俵に上がっているのは、自社だけでなく他社もいる訳ですが、
その他社も非常にレベルが上がっている・・・。

そんな中でも企業を経営している以上、立ち止まる訳にはいきません。

厳しい時代がすぐそこに来ていますが、それに対する準備が出来ていない会社さんが、
個人的には多いのかなぁ、と思っています。

もちろん、ここまで最悪のことを考えなくとも良いのかもしれませんが・・・。

2014年以降の冬の時代に備え、今からどんな準備をしたらいいのか?

どんな商品開発?
市場でどのポジションに立つ?
どんな手段でどれくらいの予算を使って、情報を発信する?
差別化のポイントをどう設ける?
どんな組織を構築する?
どうやって、可能性のある素敵なスタッフを採用する?
3年後、5年後のバランスシートをどういう状態にしていたい?

などなど、経営者として今からどんな準備をしなければならないのか?
そのために、いつまでに誰が何に取り組むのか?

これらを一冊の経営計画書にまとめることを個人的にオススメしていますが、
中小工務店様の経営者の方の多くが、

「どうやって作成したらいいのか分からない」

とおっしゃられます。

そこで、ちゃんと経営したい。
自社の経営に向き合いたいとお考えの経営者様対象の、

「経営計画書作成合宿」

を開催します。

時期は6月8日(土)、9日(日)。
場所は東京駅近く。
1泊2日の合宿形式です。

ちなみに、私が開催させていただく「経営計画書作成合宿」ですが、
一般的に数字を羅列しただけのものではありません。

ブランド構築、商圏、商品、組織、集客、営業、アフター、リフォームと
住宅会社を経営する上で、おさえなくてはならないポイントについて、
具体的にいつまでに何をどうやって構築していくのかを
具体的に考え、その考えを文字に落とし込んでいただくのです。

ですので、作成には非常に頭を使いますが、
経営に関してブレることはなくなるのです。

「是非、一緒に勉強したい!」と思われる経営者様は、
私までメールを頂戴出来れば、案内書をお送りさせていただきます。

oniyama@oniyama.comまで、メールを下さいませ。

2014年以降に備え、しっかりと準備して参りましょう!
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【第831回】 うまくいっている時ほど危機感を!

2013年04月10日 | 住宅コンサルタントとして
今年、住宅業界は消費税アップ前の駆け込み需要があるので、
80%以上の会社が業績好調です。

もし、この時期に業績が好調でなければ、会社を全面的に改革することを検討すべき、
というくらい、お客様は動かれています。

ただ、うまくいっている時に、ついつい油断したり、仕事に対して真摯でなくなったり、
ちょっと勘違いをしたりしがちになるのも、人間なのです。

このお仕事をさせていただく中で、いろんな方とお会いする機会を頂戴していますが、
今の業績好調な時期の行動で、このバブルがはじけた後の結果が見えるような気がします。

例えば、決算が非常に良く、税引前当期利益が結構出る予測だったとして、
皆さんなら、何に投資しますか?

従業員さんの決算賞与?
トラックや営業車、もしくは社長の車の入れ替え?
社員旅行?

いずれも間違いではないと思います。
人それぞれ、考え方はありますから・・・。

でも私なら、お客様が「見たい!」と思っていただけるモデルハウスや
お客様をお出迎えする事務所やショールームに投資をすると思います。
もしくはHPのリニューアルや雑誌に広告を掲載することに回すと思います。

こんな良い状況がずっと続く訳が無いと個人的に思うからです。
うまくいっている時ほど、危機感を感じてしまうのです。
だから、この次に対する適切な仕掛けが出来ていないと、個人的には眠れなくなります。
(今まで眠れなくなったことは無いのですが・・・。
小心者なので、常に次の一手を考えているタイプです)

今年、業績が良いからといって、気が緩んでいませんか?

2014年以降に対し、どんな準備をされていますか?
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【第830回】 上半期で終わらせる

2013年04月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの住宅会社さんでのコンサルティング。

前期の後半の受注が素晴らしく、過去最高の受注残。
そんな中での新しい期がスタートしたのですが、
年間の経営計画、並びに受注計画を拝見すると、一年同じペースで受注計画が組まれてありました。

「これ、ちょっとまずいですね・・・」

と突っ込ませていただきました。

新築の注文住宅に関して、2013年9月30日までの契約分は、
お引渡しが2014年の4月1日以降となっても消費税5%適応となることは、
皆様ご存知のことだと思います。

お客様は当然ながら、消費税を5%にしたいとお考えです。

今、全国的に職人さんの手が足りないところが大半な中、工期が正確に読めません。
そうしたことを理解されているお客様の大半は、9月までに契約をしようと動かれます。
そして、10月以降は、家づくりに動かれるお客様がガクッと減るでしょう。

ということは、今年は9月までに1年から1年半の契約をさせていただくように
スケジュールを組まなくてはなりません。

もちろん、今年、そのクライアント様の中で最も好調な営業マンさんは、
既に1年分の計画の130%以上の受注見込みをお持ちでした。

昨年後半から今年のはじめのお客様の動きが良く、
例年よりも受注が好調だからといって、気を緩めてはいけません。

2013年度は、上半期で勝負がつくのです。

上半期で年間の契約を終わらせられるような勢いで、動いてまいりましょう!

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【第829回】 時間のある限り、現場密着

2013年04月08日 | 住宅コンサルタントとして
昔、まだクライアント様が今ほど多くはなく、自分の時間が十分に確保出来た頃は、
土日にクライアント様の見学会やモデルハウスにお伺いして、
現場でエンドユーザー様の接客をさせていただたり、
クライアント様のスタッフの方々の接客をチェックしたりすることが多かったです。

しかしながら、今はなかなか時間が確保出来ず、
特に新築のクライアント様の現場チェックが出来ていなかったりします。

以前にもこのブログの中で書きましたが、
クライアント様の現場に時間の許す限り出て、
現場でチェックをさせていただくことを今年の重点テーマの一つにしております。

昨日もとあるクライアント様のモデルハウスに1日待機させていただいたのですが、
やはり気が付くことが多々あり、小姑のように細かい部分をチェックさせていただいておりました。
(←嫌な奴ですね・・・)

私は住宅会社さんで実際に働いたことはありませんが、
全国の住宅会社で繁盛している会社を多数見学させていただいた経験と
ご縁を頂戴している超一流のクライアント様から学ばせていただいたおかげで、
自分の中に確固たる基準があります。

その基準を上回る接客をやっていただければ、次アポにつながる確率もグンと上がりますし、
何よりお客様に好印象を持っていただけるのです。

会場の中のPOP、接客のトーク、FAQ作成、ドリンクの器や種類など、
自分の考えをガンガン伝えさせていただきました。

もちろん、接客に関しても実験に関しても、思いっきり口を出させていただきました。
(不快に思われてたら、すみません・・・)

でも、いろんなことを言わせていただきながら、実は自分の至らなさをとても感じています。
というのは、お付き合いが長くなったクライアント様に、
伝えるべきことを一体どこまで伝えられているのかを自問自答した際、
自分が伝えていないこと、何度も繰り返し伝えられていないことに気付くのです。

結局、自分がダメなのだ・・・。
クライアント様の現場でイメージ通りの接客が出来ていなければ、
コンサルとしてやるべきことをやれていないことと同じである・・・。

そういうことを実感してしまうのです。

自分自身の伝え方が未熟なため、ご迷惑をおかけしているかもしれない・・・。
だから、可能な限り、クライアント様の現場におじゃまし、現場密着でお伝えする。
時には自らやって見せる。

今年は時間の許す限り、現場密着でいきます。
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【第828回】 素直で行動力があると・・・

2013年04月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様にお伺いしておりました。

昨年の6月に出会い、8月からお付き合いをさせていただいております。

ゼロからリフォーム事業をゼロから立ち上げるお手伝いをさせていただいておりますが、
非常にいい感じで進んでいると感じております。

リフォームや新築事業の立ち上げに関しては、私の得意とするところです。
何せ、ゼロから立ち上げるということで、何にも染まっていないので、
正しい考え方、正しいステップで進んでいただけるので、
ただ目先の業績が上がるだけでなく、安定成長が可能になるのです。

この2月末にイベントを開催していただき、
1か月そこそこの期間で1000万円以上の受注をされていました。

1イベント1000万というのは、結果として著しくすごい訳ではありませんが、
営業・見積・現場管理とリフォーム経験ゼロの方が1人でされているのです。

現調に行って、見積を出すのに大体3日かからないくらいのしくみを構築され、
全て1人で回されています。
私は、個人的にはとても素晴らしいと思っています。

また、アポの切り方や見積提出後のお返事のいただき方、
更には「こういうお客様は追いかけてはいけない」といった細かな部分まで、
私が理想とするやり方考え方を素直に受け入れ、行動していただいております。

そしてこの1000万円の受注が、1か月でほぼ終わっていて、
まだまだ新しいお客様を対応出来そうな感じなのです。

とてもリフォーム参入1年生とは思えないのです。

ただ、リフォームはリピートビジネスであるため、あるポイントを押さえないと
5年後には苦しくなってくるので、その基本的なポイントについて昨日、お伝えさせていただきました。

一度参入して、一般のお客様からお仕事をさせていただいた以上、事業をやめる訳にはいきません。
安定して成長し、永続出来るようになっていただく予定です。

それにしてもこのクライアント様は、会長・担当者共に素直で行動力がおありです。
とても飲み込みが早いので、これから先が楽しみです!
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【第827回】 正しい考え方

2013年04月06日 | 住宅コンサルタントとして
「どうやったら、集客に困らなくなるんですか?」
「どうやったら、(商談中のお客様の)契約率が上がりますか?」
「どうやったら、能力の高い優秀なスタッフを採用出来ますか?」
「どうやったら、若手のスタッフが短期間で成長しますか?」

と、いろんな方からよく訊かれます。

集客テクニック、営業テクニック、採用テクニック、教育テクニックについて、
いろいろと世の中にいろんな情報は転がっています。

ただ、そういう手法・テクニックをどれだけ知識として得たとしても、
商売に対して正しい考え方を持っていなければ、一時的な結果に終わってしまうと思っています。

いろんなクライアント様や勉強会のメンバーとお付き合いをさせていただいていて、
また過去、お付き合いをさせていただいていた企業様を思い返して感じるのは、
継続して好業績を出している会社は商売に対して、お客様に対しての正しい考え方をお持ちで、
決めたことをコツコツと継続されている、ということに尽きます。

例えば、お客様にたくさん来ていただくために、何をすればいいか・・・。

私が思うに、イマイチな会社は、すぐにチラシやホームページをどうすればいいかを訊かれます。
チラシ、ホームページは確かに大切ですが、
それだけでお客様の輪が広がっていく訳ではありません。

一時的にご来場数は上昇するかもしれませんが、
どれだけそれらを改良しても、飽きられれば終わりなのです。

お客様がひっきりなしに来場されている会社さんは、
すごいチラシやホームページがある訳ではありません。

スマホ携帯販促なども、正直やっていません。
SNSもやっていないのです。

でも、お客様がひっきりなしにご来場されます。

では何が違うのかと言えば、お客様に対しての考え方が違うのです。
そして接客時の対応、お客様とのお付き合いの仕方、関わり方などが全然違うのです。

「我が社も接客レベルは高いです!」
「我が社のお客様満足度は高いです!お住まいの家に満足していただいています!」

とおっしゃる経営者もおられるかもしれませんが、
お客様とのお付き合いの仕方が違うのだと思います。

契約してからのお付き合い、お引渡し後のお付き合い。
更には初回、2回目の接客時のお客様との関わり方が全然違うのです。

良い家を建て、お引渡し後のアフターも完璧で当たり前なのです。
これからは、お客様とのお付き合いの仕方、関わり方で決まってくると思います。

この、商売における極めて基本的な部分の強化を
クライアント様と共に取り組んでいきたいと思います。

お客様のご来場数だけでなく、採用に関しても営業に関しても、全てそうです。
とにかく、商売の基本的な考え方を正しいものにすることが、経営に不可欠なのです。
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【第826回】 覚悟を持って改革&覚悟を持って深堀

2013年04月05日 | 住宅コンサルタントとして
これまでやってきたビジネスモデルのまま、
仕事に対する姿勢がこれまでのまま、
商材の仕入れルートやお願いする協力業者さんもこれまでのまま・・・。

これまでと同じことをするのが、人間、一番楽なのです。

これまで自社がやってきたことがそれなりの結果を出してきて、
更に会社の財務内容も安定していて、資金繰りにも困っていない場合、

「これまでのやり方から変えたくない」

と思う気持ちは猶更です。

これとは逆に、常にいろんなことをやってはいるものの、
何だか地に足がついていないというか、そういう方もいます。

「また、新しいことをやりますよ!」

と、年間何度も情報を発信している割に、
以前言っていたことはいつの間にかどこへやら・・・。

そういう方を俗に「いっちょかみ」と言いますが、
そういう方はビジネスが深くなっていかないというか、
背骨が一本通っていない感じですね。

どちらも、とてももったいないことです。

覚悟をもって、改革すると決めたらやり切ることです。
この事業、このビジネスモデルを成就させると決めたら、あちこちフラフラ見ないで、
トコトンやり切ることです。

改革と深堀。
このバランスを取ることが大切なのです。
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【第825回】 子育てに関して自分なりの考えを持つこと

2013年04月04日 | 住宅コンサルタントとして
親として、子育てで最も大切なことは何なのか?
絶対的な答えはなく、各ご家庭ごとにいろんな考え方はあると思いますが、
個人的には、子どもがちゃんと自立して、自分の力で稼いで、
自分で家庭を守れるように育ってもらうことだと考えています。

自立するというのは、自分で目標を設定し、その達成のために何をやるべきかを決め、
自分が決めたことをコツコツとやることと、自分の力で生きていけるようになることです。

料理、掃除、洗濯ももちろん自分で出来る。
一人でも生きていけるようになって欲しいと思っています。

そのために我が家では、子どもには大学入学と同時に家を出て行ってもらいます。
これは、私と家内で決めていることです。

ところが、先日クライアント様の幹部の方とお話をしていたのですが、
一人暮らしをしてホームシックにかかったり、仕事に集中できなくなる若い方も
結構な数、いらっしゃるようですね。

学生時代から一人暮らしをしていた方だと、そういうケースはほとんど無いそうですが、
ずっと親元で過ごしてきた方が、いきなり一人暮らし、いきなり仕事というふうになると、
ホームシックにかかってしまうケースが多いそうです。

でも社会人になって、そんなことでは困りますね。

更に、そういうケースだと子どもに「すぐに帰ってきなさい」という親もいるそうで、
子どもの自立を親が阻んでいるのではないか、とも思ってしまいます。

親が子どもにどう育ってほしいのか、そういうビジョンを持たず、
ただ可愛がっているだけの親が結構な数、いるのではないかとも思います。
もしくは、親自身も自分のビジョンを持っていないのであれば、
当然、子どもに示せる訳、ありませんが・・・。

そしてもう一つ思うのは、子離れ出来ていない親が多い、ということ。
これだと子どもさんがかわいそうですよね。

自分の子どもにどうなって欲しいのか?
そのために、親としてどう接し、どんな環境を用意してあげるのか?

子育てに関して、自分なりの考え方をしっかりと持ちたいものですね。
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【第824回】 経営者が本業に専念しないと・・・

2013年04月03日 | 住宅コンサルタントとして
7~10年前、リフォーム業を営む企業で、ちょっと業績が上がった会社の経営者が、
コンサルタント業をやったり、自社のノウハウをパッケージ化して販売したりということが
頻繁にありました。

そうした会社に共通しているのは、
それから実は短期間でちょっと業績が上がっただけで、
継続して良い業績を出し続けていなかったということです。

自分が高級車に乗ったり、一等地に事務所を構えたり、
やたらと規模を大きくし、店舗数を増やしていったり・・・。
自分が成功していることをやたら強調している、
さも自分がカリスマ経営者であるかのようにふるまう経営者がいました。

そしてそういう会社の大半が倒産していきました。

そしてその流れは、ちょっとのタイムラグを経て新築業界にもやってきています。

自分達の手法やノウハウをパッケージ化して販売したり、
FCやVCを展開している会社はもともとありますが、
会社組織としてちゃんと回っているケースもあれば、
以前のリフォーム業界に多かった、経営者自身をカリスマ化し、
大きく見せようとしているケースもあります。

昨日、とあるエリアの昨年の建築確認申請データを
クライアント様の社長からいただいたのですが、
新築のVC展開をされている会社の業績がデータを見る限り良くないのです。

「過去最高の受注」とおっしゃっているのを拝見したことはありますが、
そのデータを見る限り、発言ほどのお仕事の受注はされていない感じなのです。

まあ、そのデータが100%真実で無いかもしれませんし、
私自身もその地域の方々に直接聞いたり、データを見る限りでしか推測出来ませんが、
強く感じたのは、経営者が本業に専念しなければ、
会社の業績は下がるのかなぁ、と感じました。

私が知っている限り、本当に住宅事業で成功されている経営者は、
本業に専念し、お客様満足度の向上と社員さんが成長される環境をつくることに専念されています。

それでも、「我が社なんてまだまだです・・・」と謙虚におっしゃられます。

優先順位を間違えないようにしたいですね。
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【第823回】 プライドよりも謙虚さ

2013年04月02日 | 住宅コンサルタントとして
人間誰しも完璧ではありません。
知らないこと、出来ないことなど、どの人にもたくさんあります。

お客様のニーズが多様化し、ライバルのレベルが上がる中、
これからの時代のビジネスパーソンにとって大切なことは、
自分が貢献できる特定の部分を徹底強化し、その分野の第一人者になることだと思います。

自分自身を分析し、自分の強みと自分が求めている部分との重なり合うポイントを見出し、
会社の中で貢献できる部分を徹底強化していくことです。

ただ、自分で「ここが自分の強みだ!この分野なら会社に貢献できる!」と思う部分でも、
自分より後から入社してきたスタッフの方がもっと優秀な場合もあるでしょう。

その場合、変なプライドを捨て、「教えて下さい」というスタンスで
自分より優秀な方に頭を下げられるかが大切だと思います。

転職で職種が大きく変わった経験は私にもあります。

私自身は、コンサルタントに転職した際、
自分より若い人にも頭をいっぱい下げ、
教えていただいたりお仕事をさせていただくことが多々ありました。

またコンサルタントとしてある程度結果を出せるようになった後、
自分より年齢も若く、かつ自分より社歴も浅いのにも関わらず結果を出されている方にも
やはり頭を下げていろいろ質問をさせてもらったり、実務的なことを教えていただきました。

「自分なんかまだまだだ・・・」といつも思っていたからです。
またコンサルタントとして何が最高なのか、当時の自分は分からなかったので
とにかく他の人がされていることで、お客様にとって良いことを真似させてもらいたかったからです。
(ちなみに今もコンサルティングの理想の形は模索し続けています)

年齢もキャリアも、そんなのはどうでも良いのです。
若くて優秀な方、キャリアが浅くても仕事がバリバリ出来る人など、
世の中にはたくさん存在するのです。

どれだけお客様のお役に立てるか?
また会社に貢献できるかが大切なのであって、
自分の変なプライドなどは、仕事をする上で邪魔なのです。

プライドよりも謙虚さの方がはるかに大切ですよね。
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【第822回】 経営者の姿勢

2013年04月01日 | 住宅コンサルタントとして
これまで、いろんなタイプの経営者の方と
お付き合いをさせていただいたり、もしくはお目にかかる機会をいただいてきました。

そんな中でつくづく思うのは、経営者としての仕事を忘れ、働かなくなった社長の会社、
社長が本業を忘れ、コンサル業や講演家、投資家のような仕事にはまってしまった会社は、
最終的に事業継続が出来なくなる(すなわち、倒産する)ということです。

住宅や不動産業界には、勘違いしがちな経営者も結構多くて、
ゴルフやお酒、更には投資にハマる人がいますが、
私が知っている限り、みんな潰れていきました。

もともと起業した際は非常に勉強熱心で、
いろんな会社の見学に積極的に参加したり、いろんな本を読んだりしていた。
ゴルフや夜の街にハマっている同業者の社長のようになりたくない、と言っていた。

でも、商売が順調に推移し、優秀なスタッフも入ってきて、
自分があれこれ指示しなくとも会社がある程度回るようになってくると、
だんだんとゴルフにハマり、飲みにハマって、結局は

「こういう経営者にはなりたくない」

と自分が言っていた経営者のように自分がなっている・・・。

こういうことが起こらないようにするためには、
常に「自分なんてまだまだだ」と思う謙虚さが必要だと個人的に思っています。

何度かこのブログの中で書いていますが、私が個人的に素晴らしいと思う経営者は、
本当に本業に専念し、経営者としての仕事を本当にされています。

もちろん、遊ぶ時は遊ばれますが、肝心な部分は絶対にはずさないのです。

経営者とは、従業員さんとその家族、それから取引業者様とその家族の人生を背負っているから、
会社を絶対に存続させないといけないのです。

そのために、とにかく地に足をつけて、コツコツと働く必要があるのです。

経営者の仕事への姿勢が、その企業の将来を映している、と思います。

私自身も、地に足をつけて、お仕事に真剣に向き合っていこうと思います。
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