鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4338回】 過去の成功体験を手放し、変化していく勇気を持つ

2022年11月15日 | 住宅コンサルタントとして

価格の安さやお値打ち感でライバルに優位性を持ち、

土地の紹介力、支払い不安のお客様に対する融資付け、

スピードある営業で契約を伸ばしてきた住宅会社さん。

 

こういうスタイルでやってきた住宅会社さんの営業マンは、

大抵の場合、建築知識が十分でないことが多く、

性能やデザイン、使いやすい間取りに関しては

結構苦手な方が多かったりします。

 

以前は、ほぼすべてのお客様が、

住宅の施工精度や品質のことなど知る手段も無く、

良い材料を使えば、高性能な家が建つと思っていましたし、

UA値やC値、許容応力度計算のことなども知らず、

屋根断熱と天井断熱の違いなども全く知らなかったのです。

 

ところが現代では、YouTubeでいろんな方が、

建物の性能や施工精度について発信するようになり、

結構な数のお客様が性能や施工精度に関して、

かなり詳しくなったのですね。

 

性能について、細かな要望を言うお客様を

毛嫌いしていた営業マンも業界内には結構いますが、

そういうお客様が増えてきているのです。

 

更には短期でクロージングをかけるために、

いろんなキャンペーンを仕掛けたりすると、

それがかなり功を奏した時代もありましたが、

そのキャンペーンのからくりなども、

YouTubeで発信されていたりするので、

効果が年々、減ってきているのです。

 

すなわち、業界内のいろんな裏の情報が公となり、

過去の成功体験が年々、通用しづらくなっているのです。

 

この外部環境の変化に加え、

営業マンは年々、歳をとり、

家を建てるお客様との年齢差が大きくなり、

お客様の価値観が理解しづらくなり、

お客様から選ばれる確率が下がる、ということも重なり、

過去、売れていた営業マンがずっと不調、

ということにつながったりします。

(厳密には、不調ではなく、実力なのですが・・・)

 

外部環境は時間の経過と共に変わり、

お客様の価値観も変わる。

 

自分も齢を取る。

 

この現実を理解し、

過去の成功体験にしがみつくのではなく、

それを手放し、自分を常にアップデートし続けなくては、

通用しなくなるのです。

 

そしてこれは、営業マンだけでなく、

全ての職種、そして住宅会社にも共通することなのです。

 

建物の性能をUPし、デザイン性を上げ、

施工品質を高め、スタッフさんの人間力を向上させる。

 

この基本に忠実に取り組み続けた会社が、

大きな挫折をすることなく、

安定成長を続けていけるのです。

 

過去の成功体験を捨てましょう!

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【4337回】 家族を守るために稼ぐという価値観

2022年11月14日 | 親として

私自身、「なぜ働くのか?」と問われたとしたら、

最も根底にある考えは、

 

「家族を守るため」

「家族を幸せにするため、良い環境を用意したいから」

 

という考えです。

 

そういう考えに至ったのは、

幼いころから自分がやりたいと言ったことを

親にやらせてもらってきたことが大きいような気がします。

 

決して裕福ではありませんでしたが、

長男の私に対し、両親は良い環境をつくってくれました。

 

私が中学生の時、サッカーをやりたいといって、

当時、ブラジルの10番をジーコがつけていたのですが、

サッカーをやるのにジーコのユニフォームが着たいと、

親にお願いし、サッカーショップKAMOで

ブラジル代表のユニフォームを買ってもらったり、

大学4年間、本来通えることが可能なのにも関わらず、

京都で一人暮らしをさせてもらったりと、

今から考えるとかなりお金のかかる子どもだったと思います。

 

でも、自分がやりたいといったことに

反対をされたことは、記憶にありません。

 

コツコツと真面目に働く両親に受けた恩がありますから、

私自身、結婚して親になった時、

子どもがやりたいと言ったことは

全部させてあげられるだけの収入を得なければならない、

ということは、自分の頭の中にあったと思います。

 

最初に働かせていただいたメーカーで、

上司の大半にはメチャ、恵まれていましたが、

今で言うスーパーパワハラ、人格否定をする、

ひどい上司もいましたし、

今ならカスタマーハラスメントで一発レッドとなる、

暴言を吐きまくるお客様も結構いました。

 

辛いこともありましたが、

子どものために稼がなくてはならない、

という気持ちが強く、辞めようと思ったことはありません。

 

そしてコンサルタントになりたいと思い、

年収が350万以上下がって転職した時も、

とにかく稼げるようにならなければ、という使命感が強く、

会社に泊まり込み、徹夜で仕事ができたのだと思います。

 

自分のこの労働観のベースは、

私の両親(特に父親)の姿勢です。

 

だから自分も親になった時、

自分の生き方が子どもに

大きな影響を与えると分かっていました。

 

だから仕事に真面目に向き合えたのかもしれません。

 

皆さんが両親から受けた影響には、

どんなものがありますか?

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【4336回】 油断すると、新しいことをしなくなり、オッサン一直線

2022年11月13日 | 住宅コンサルタントとして

家族全員、仲が良く、

素晴らしいクライアント様に恵まれ、

更には定期的に通わせていただいている、

レストランや美容室、マッサージ店、服屋さんなども

本当に接客レベルが高く、心地よい。

 

この環境が心地良すぎて、

ちょっと油断すると新しい人に出会わず、

新しいお店を開拓することなく、

変化がない日々を過ごしていることに気づきます。

 

来年はGWにイタリアに行くのですが、

家内の希望もあって、ずっとヴェネツィアの予定。

 

ヴェネチツィアは、もう何十泊もしていて、

周辺の島も含め、ほぼ全て制覇していて、

本当にゆっくりするために行く感じです。

 

すなわち、海外に行った時ですら、

油断すれば新しいことにチャレンジせず、

自分がイメージできる範囲の行動しか選択していないのです。

 

いかん、いかん。

 

これ、完全にオッサンモード突入しています。

 

こういう行動しかとらなくなると、

新しい発想ができなくなり、

考えが硬直し、自分が知らないことを否定しがちになるのです。

 

完全に成長が止まるパターンです。

 

住宅業界のコンサルタントとして、

本業一本で業界を深堀してきたことは、

自分でもよくやってきたと思いますが、

仕事で1つの道を深堀しているからこそ、

オフの日の行動パターンについて、

もっと新しいことにチャレンジしないといけません。

 

たまたま今、MBSのサブスクに入って、

情熱大陸の過去番組を見ているのですが、

札幌の超人気鮨店、鮨 一幸の工藤さんの会を見て、

とにかく良い魚を仕入れるために

いろんな漁師さんを訪ねたり、

魚の仕込み方法を工夫しまくっているのを見て、

今の自分はちょっとその部分に欠けているなぁ、と反省。

 

居心地が良すぎの環境は、

油断すると成長の芽を奪われる可能性がある、

ということですね。

 

と、現状の自分の問題点が分かったので、

私がやることはただ一つ。

 

これまでやったことが無いことをやり、

今までお話したことが無い人に会い、

自分が全く興味がないジャンルの本を読むなど、

とにかく自分にとって未経験のことをすることです。

 

やることが分かれば、後は行動に落とし込むだけ。

 

みなさんは、真新しいことに定期的にチャレンジできていますか?

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【4335回】 与えられた環境でやりがいや楽しさを見出せるか?

2022年11月12日 | 住宅コンサルタントとして

大した能力も、素晴らしい人間性も持ち合わせていないのに

 

「この仕事、自分には合ってないと思う」

「この会社、ちょっと違うような気がする」

 

と、まるで自分の周りの環境のせいで、

やりがいを見出せない、

もしくは今の環境が自分に合っていないと

会社を短期間で去っていくビジネスパーソンがいます。

 

まあ、こういう方は、誰からも応援してもらえず、

転々といろんな職場を変わっていくので、

何か秀でたスキルや経験も身に着かないまま、

年齢を重ねていくことになります。

 

40代になった時、自分を必要としてくれる組織は

あるかどうかをイメージした方が良いでしょう。

 

というか、こういう方、あまりにも勉強してなさすぎなんですね。

 

成功している人に共通するのは、

目の前の、与えられた環境の中で結果を出し、

多くの人から必要とされる。

 

その中でやり甲斐を見出し、

次のステージに進んでいって、

気が付いたら凄いステージで仕事している、

って感じなんです。

 

やり甲斐を見出せないのも、楽しくないのも、

自分のモノの見方のレベル低かったり、

感性が乏しいだけなのに、環境のせいにする。

 

ビジネスの世界では、成功できないでしょう。

 

また、こういう考えの人ほど

今仕事をさせていただいている会社で、

給料分以上の利益を残したり、

お世話になった方へ恩返しをしたりする発想は無く、

自分のことしか考えていなかったりする訳ですね。

 

与えられた環境の中で

やり甲斐と楽しさを見出すことができる

ビジネスパーソンでありたいものです。

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【4334回】 これからの時代を予測した子育てを

2022年11月11日 | 親として

DX化は、日本はまだまだ遅れていますが、

DX化が本格的に進めば、事務仕事は大幅に減少します。

 

すなわち、パソコンでデータの入力であったり、

見積書の作成、請求書の発行といった、

ひと昔前は企業や役所で不可欠な業務は

この世から無くなるのです。

 

またこれまで人間しかできなかった仕事も

AIが代わりに行えることがドンドン増えていきます。

 

トラックやバスの運転手も

自動運転技術が発達し、

ドローンによる輸送も本格化すれば、

必要とされる人の数は激減するでしょう。

 

この先、需要がある仕事は何かを予測し、

必要とされる能力を身につけておく必要があると思います。

 

10年前と比較すると

全く想像もできない世の中に向かっています。

 

学校の勉強さえそれなりに出来て、

言われたことはある程度、きちんと出来る、

というレベルの人が稼ぐことは難しくなるでしょう。

 

人と関わることが苦手で

事務や単純作業の仕事を希望する人は、

席の少なさに直面することでしょう。

 

壁にぶつかっても、

それを乗り越えるために自分で考えて工夫し、

乗り越えていける人であったり、

精神的にタフでちょっとやそっとでは心が折れない人、

量を圧倒的にこなせる人、

人と接することが好きで対人ストレス性が高い人などは、

これからの時代も重宝されることでしょう。

 

AI化、DX化が進む中、

世の中から必要とされる能力と人格を有するような成長を

自分の子どもにはしてもらいたいですよね。

 

そのために、親は一所懸命に仕事し、学び続け、

その姿を子どもに見せていくことが大切かと思います。

 

そして節目節目で子どもとしっかりと話し合って、

将来どうなりたいのか、そのために何をするのかなどを

考えさせるようにもっていくことが重要だと思います。

 

我が家の長男は自分で警察官になることを決めましたし、

次男は今、就職活動をスタートします。

 

どんな道を歩んでいくのか、

見守っていきたいと思います。

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【4333回】 伝え方の重要性を改めて感じた1日

2022年11月10日 | 住宅コンサルタントとして

電気代が上昇していることは、

このブログの中で何度もお伝えしているかと思います。

 

北海道電力、東北電力、中部電力に関しては

12月から燃料調整費の上限が撤廃され、

円安や原油高騰で発電コストが上がった分が

全て消費者の電気料金に上乗せされます。

(ちなみにそれ以外の電力会社は、

既に燃料調整費の上限は撤廃されています)

 

燃料調整単価は、約9円~12円と

電力会社によって差はありますが、

一つはっきり言えるのは、

消費者の予想以上に上がる、ということ。

 

だから光熱費昇に備えて、

いろんな提案をできる準備をしておきましょう、

ということを9月よりお伝えしてきました。

 

で、弊社のクライアント様に

燃料調整単価の上限撤廃ということの重要性が

十分に伝わっていると思っていたのですが、

私の伝え方が下手だったのか、

あまり深刻に伝わっていなかったのです。

 

で、伝え方をこのように変えました。

 

「東北電力に関しては、

2年前の2020年と比較すると、

電気料金は2倍以上に上がります。

 

年間22万で済んでいたご家庭の場合、

燃料調整単価の上限が撤廃され、

燃料調整単価12円だとすると、

2023年の年間電気代は、約50万円になります」

 

この伝え方をすると、皆さんの表情が一気に変わりました。

 

要するにちゃんと事の重大さが伝わったのです。

 

「燃料調整単価が12円上がる」

 

という伝え方よりも、

 

「2年前の2倍以上」

「年間の電気代が50万円を超えるご家庭もある」

 

という伝え方の方が確実に伝わるのです。

 

改めて伝え方って大切である、ということを痛感しました。

 

というわけで、我が社で家を建てて下さるお客様を救うために、

いろんなことを勉強し、提案して参りましょう!

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【4332回】 経済は心理学

2022年11月09日 | 住宅コンサルタントとして

先日、博多駅の新幹線の構内にあるセブンイレブンで、

ペットボトル入りのコーヒーを購入しようと入りました。

 

個人的に好きなのは、キリンのFIRE(600ミリ)で、

つい数週間前までセブンイレブンでは

1本128円で販売されていました。

 

ところが、実際に手に取り、値段を確認したところ、

なんと158円になっていたのです。

 

30円の値上がりに衝撃を受けました。

 

ぶっちゃけ、30円という金額は

全然お支払いできるのですが、

私、その場で商品を買わずにお店を出ました。

 

「今日1日、ペットボトルの水で我慢しよう」

 

と決めたのです。

 

そして改めて、経済というか消費は心理学だよなぁ、と

実感したのです。

 

私、一応、代表取締役ですし

ランチやディナーで美味しいものをいただくのに、

2万とか3万円とか、全然お支払いするのですが、

飲料が30円、上がっただけで、

買うのをためらってしまう・・・。

 

買えるお金はあるのにも関わらず、

購入するのをためらってしまうのです。

 

今年の3月以降、

住宅業界全体的にお客様の来場は非常に少なかったです。

 

その理由は、まさにお客様の心理として、

 

「今、家を建てて本当にいいのかしら・・・」

 

という気持ちが芽生えた方が多かった、

というのが真実のような気がします。

 

昨年からのウッドショックや円安の影響で、

住宅の価格は300万~400万、上昇しています。

 

これは住宅ローンに換算した場合、

月々の返済として8000円~1万円に該当します。

 

ところが、今、注文住宅を建てられるお客様にとって、

月に1万円程度、支払いが増えても

まだ余裕がある方が大半なのです。

 

経済や会計の視点から見れば、

これくらいの価格上昇は影響ないのですが、

心理学の視点で見ると、

とても家づくりに前のめりになれない、

ということでしょう。

 

ところが、この価格にもお客様は慣れてくたようで、

9月以降、お客様の来場はかなりよくなりつつあります。

 

ここで出会ったお客様と良好なコミュニケーションを取って、

着実に商談につなげていきましょう!

 

北海道エリア、東北エリア、中部エリアでは、

また年明けからお客様の

マインドが冷える事態が起こりますから・・・。

 

市場でどんなことが起こるのかを予測し、

その予測に基づいて打つべき手を打っていきたいものです。

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【4331回】 当たり前のことを継続するだけで、勝てる

2022年11月08日 | 住宅コンサルタントとして

一ビジネスパーソンとして、

他のビジネスパーソンに勝つことは、

メチャ簡単だと思っています。

 

というか、それは裏を返せば、

日本のビジネスパーソンのレベルが低すぎる、

ということになるのですが・・・。

 

まず、日本のビジネスパーソンの大半が、

勉強してなさ過ぎる、という現実があります。

 

コツコツ読書をするとか、

メルマガやビジネス系の動画を継続して見て学ぶとか、

とにかく継続することが苦手なビジネスパーソンが多すぎる。

 

というか、継続の重要性を理解している人が少なすぎる。

 

なので、コツコツ学び続けるだけで、

大多数のビジネスパーソンに勝ててしまうのです。

 

更に働き方改革とか、ワークライフバランスが大切、

という価値観に支配されている方も増えていますから、

毎日14時間程度、真剣に仕事に向き合うだけで、

ライバルの2倍の量をこなすことになります。

 

これで圧倒的な成長加速度を得ることが可能です。

 

ちょっと勉強すれば、

一流のアスリートやビジネスの成功者が、

圧倒的な時間を本業に費やしていることなど、

理解できると思います。

(アスリートの場合、練習や筋トレはオーバーフローすることなく、

人としての考え方などを学んでいます)

 

お給料をいただいている時点で、

年齢やキャリア関係なく、プロです。

 

お金を頂く時点で、責任が発生しています。

 

そんな当たり前のことを理解せず、

大した成果も出せていないのに、

自分の権利だけを主張する、

頭の悪いビジネスパーソンが多い中、

当たり前のことをやっただけで

圧倒的な勝ち組に入れるのです。

 

そしていろんな方から必要とされ続け、

更に学び続けているので進化成長し続け、

結果として幸せに過ごしていけるのです。

 

稼げるから、大切な家族を守れますし、

子どもに良い環境も与えてあげられる。

 

稼げるから、精神的にも余裕が生まれる。

 

コツコツとやるべきことを継続するだけで勝てる時代。

 

皆さんは当たり前のことができているでしょうか?

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【4330回】 マニュアルを超えたレベルでお客様に向き合いたい

2022年11月07日 | 住宅コンサルタントとして

定期的に通わせていただきたい、と

個人的に思うお店に共通するポイントは、

ただマニュアル通りの杓子定規的な接客ではなく、

一人のお客様として対応して下さるお店です。

 

「こんにちは!」

「お待ちしておりました!」

「大分、冷えてきましたね。

体調はいかがですか?」

 

といった、些細な会話ですら、

相手を思いやる気持ちがにじみでているスタッフさんに

接客をしていただくと、何だかホッとしますし、

心があったかい感じになります。

 

お客様を大切にするということは、

お客様一人ひとりに対し、気を配り、

一人ひとりに感謝の気持ちを持って対応することです。

 

そういう接客が自然とできていると、

その接客に価値を感じる、感度の高い方が集まってきて

とても良いコミュニティのようなものが出来上がります。

 

そしてお客様同士も顔見知りとなり、

仲良くなっていき、居心地が良くなっていく。

 

そういうコミュニティは、新しいお客様にも親切で、

同じレベル感の方だとスッと馴染めたりします。

(品のない常連さんだけで固まる、

レベルの低い店とは次元が全く異なる)

 

すなわち、そのお店の空気感を決めているのは、

そのお店のスタッフさんの接客力、

すなわち、オーナーの接客力や人間性なのです。

 

こういうコミュニティをつくっている会社が、

これからの時代、勝ち残っていくだろうなぁ、と

個人的に思っています。

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【4329回】 コンプライアンス順守

2022年11月06日 | 住宅コンサルタントとして

全国的にも有名な、とある建設会社が

建設業許可取り消しという厳しい処分を受けた、という情報を

あるクライアント様の社長より教えていただきました。

 

その会社は、土地活用に関しては全国的に有名で、

更には高級価格帯での注文住宅も手広く展開しています。

 

また新卒採用にも積極的で、

すなおで真面目な新卒学生を毎年、

コンスタントに採用していることでも有名でした。

 

マーケティングも上手であり、

対外的には非常に良い会社に見えておりました。

 

ところが、元役員の方が逮捕され、禁固刑が確定したようで、

建設業の許可の取り消しとなったようです。

 

個人的に思うのは、

その会社で家を建てたOB様や

契約して着工中、もしくは着工前のお客様は、

かなり不安に思うだろうな、ということと、

何より未来ある若いスタッフさんが

この現実を知ってどう思われるか、ということ。

 

住宅会社は、良くも悪くもお客様と

本当に深いお付き合いとなります。

 

お客様からすれば、

自分が家づくりを託した住宅会社は

単なる一法人以上の思いがあるかと思います。

 

その会社の役員がコンプライアンスを順守せず

逮捕され、建設業の許可取り消しというのは、

OB様からすれば、本当に悲しいかと・・・。

 

そして新卒で入社されてきた社員さんに対しても

その経歴に汚点を残すような事態となった訳です。

 

改めて住宅会社は、コンプライアンスを順守し、

人として正しく活動をしていかなくてはならない、

ということを感じました。

 

住宅会社は、責任ある仕事をやらせていただいている、

という自覚を持ち、人間性を高め、誠実に仕事する、

という基本に立ち返りたいものです。

 

そしてそういう住宅会社さんにお仕事をさせていただく私自身も、

改めて初心に戻って誠実に仕事に向き合いたいと思います。

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【4328回】 決断のスピード

2022年11月05日 | 住宅コンサルタントとして

昨日のブログでも書きましたが、

私自身、決断力はかなりある方だと思います。

 

なぜ迷わないか?

 

それは、決断した時点で

正解か不正解かが決まる訳ではない、

ということを分かっているからです。

 

決断した後、その自分が下したことが

後から振り返って正解であった、と思えるように

決断後に行動しておくことが重要だということを

割と若いうちに気づくことができました。

 

メーカーの営業マンからコンサルに転職した時も、

コンサル会社から起業独立した際も、

その決断そのものを正解となるか、

それとも失敗となるかは、

転職後の自分次第である、と理解できていたのです。

 

常に正解があるテストの対策中心の

日本の教育システムに慣れてしまっている日本人は、

正解があると本能的に思ってしまう方が多いと思います。

 

ところが実際の社会では、

ビジネスのシーンでは正解が見えない状態で

決断しなくてはならないことが多々、あります。

 

またプライベートでも、

子どもをどの塾に入れるべきか?

問題を起こした子どもをどう注意すべきか?

日頃からの教育はどのような方針でいくべきか?

など、正解がない中で親としてふるまわなければなりません。

 

そんな時、決断前に正解など決まっていない。

 

決断後の行動で、

自身の判断を正解にする行動力こそが大切である、

ということを理解していれば、

悩む時間という無駄を最小にできるでしょう。

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【4327回】 新しい家族

2022年11月04日 | 親として

昨日朝から長男も帰ってきて、

娘(ミニチュアダックス)の火葬に全員で参加し、

家族揃って骨を拾わせていただきました。

 

家内は1日に何度も娘を思い出しては涙を流すので、

もう目は真っ赤で目の周りが腫れていましたし、

次男も現実を受け止めきれていないのか、

いつも元気なのにずっとテンションが低い。

 

もちろん、私自身も、仕事以外の場では、

とてもまだ現実を受け止められていませんでした。

 

本当は感謝して娘をお見送りしなくてはならないのに、

いつまでも引きずっている、女々しい鬼山家。

 

家内は

 

「とりあえず近くのペットショップ、見に行ってみる?」

 

と言ってきたので、家族揃ってお店にいきました。

 

そこにはたくさんの犬と猫がいましたが、

ミニチュアダックスの女の子が2人いたのですね。

 

2人とも、すごく人懐っこくて、

しかもかわいいのです。

 

金額は非常に高額でしたが、

家族皆がもう一度元気を取り戻し、

かつ旅立った娘にちゃんと感謝の気持ちを持てるような

精神状態にしなければならないと私自身、思いました。

 

ミニチュアダックスを抱っこさせてもらって、

笑顔になっている家内、長男、次男の姿を見て、

私、即決で飼わせていただくことを決めました。

 

決断力が無く、いつも優柔不断な家内は、

私の決断の速さにビックリしていましたが、

とにかく誰かのお世話をすることが生き甲斐な家内にとって、

この決断は良いだろうと思いました。

 

また次男も、ふと母親を見ると、

ため息をついていたり、涙を流しているのを見るのはつらい、

と言っていました。

 

ということで、娘の火葬の後、

我が家に新しい娘を2人お招きし、

これから新しい生活をスタートさせることになりました。

 

旅立った杏(娘の名前)も、

きっと理解してくれることと思います。

 

これまで家族にたくさんの幸せをくれた杏に

家族全員心から感謝し、

新しい娘2人を責任を持って育て、

かつ愛情をタップリかけて育てていきたいと思います。

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【4326回】 注文住宅の営業マンで居続けるためには・・・

2022年11月03日 | 住宅コンサルタントとして

世界的なインフレの流れが止まりません。

 

そして今、中国やヨーロッパの市場から

お金が引き上げられていることもあり、

この先、割安感のある日本に資金が流入するかも、です。

 

そうすると、日本の不動産価格も

更に上昇するかもしれません。

 

建築資材価格が上昇し、

更には地方都市の地価も上昇しているところが増えてきました。

 

今から10年前は、

世帯年収500万円台で注文住宅を建てられたエリアが、

建築資材価格上昇+地価の上昇の結果、

今では世帯年収800万円以上なければ、

注文住宅を建築できなくなっていたりします。

 

お客様の層が確実に上がっているのです。

 

この流れはしばらく続くでしょう。

 

すなわち、注文住宅の世界で営業マンとして

必要とされるためには、

高年収のお客様に通用するだけの

知識と品格、人間性を有しておく必要がある、ということ。

 

ここを理解できていない営業マンは、

注文住宅の営業の世界でお客様から選ばれなくなっていく、

という現実を突きつけられるのです。

 

ホテルやレストランでも、

客単価5000円前後と30000円とでは、

スタッフさんの接客レベルが全く異なります。

 

言葉遣い、所作、幅広い知識、人としての品格が

もう全く異なるのですね。

 

この違いを自ら体感しているかどうかも重要で、

日頃から安いサービスしか利用していないと、

品格とか言われてもピンと来ないのですね。

 

私自身、いろんなお店に通わせていただいているのは、

この一流のレベルを学ばせていただく、ということも

目的の一つだったりします。

 

ここ最近で感動したのは、

東京の三田にあるフレンチレストランの接客ですが、

そういえば11月、このお店を予約しておりました。

 

60代のベテランなのに、

もの凄く話し方や接客が柔らかく、

心地よい接客をして下さるホールスタッフさん。

 

しかも全スタッフさん、食事や飲み物を運ぶ際、

姿勢も素晴らしく、かつ足音を一切たてずに歩くのです。

 

そういうお店全体から出ているオーラが、

これまた一流のお客様を引き寄せ、

ディナー時のお店全体の空気感も

素晴らしいものになるのです。

 

注文住宅の営業として結果を出し続けるためには、

建築や不動産、金融全般の知識向上はもちろん、

人として学び続けることが欠かせないでしょう。

 

皆さんは学び続けていますか?

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【4325回】 与えられた環境を楽しむのも、文句をいうのも自分次第

2022年11月02日 | 住宅コンサルタントとして

大阪で生まれ育ち、

大学生で京都で一人暮らしをしていた私は、

社会人になると同時に

北海道旭川市で社会人の生活をスタートさせました。

 

車が無くとも便利な施設が近くにあり、

服や本など、いろんなモノを買うのに苦労せず、

娯楽の選択肢も多々ある関西で育った私には、

当時の旭川の街が衝撃でした。

 

夜9時には繁華街の一部を除き、暗くなる。

休日の娯楽の選択肢が限られている。

車が無ければ、どこへも行けない。

 

最初はとまどいました。

 

ところが、仕事が終わるのが日付を変わる時間だし、

休日も疲れ切って眠るのと家事でほぼ終わるため、

別に娯楽施設が無くともそれほど困らない。

 

更に車を持つようになり、

7月に家内が関西での生活を切り上げ

旭川まで来てくれて以降、

毎週末、車でいろんなところに行き、

キャンプしたり温泉に入ったりと、

北海道での生活がとても楽しくなりました。

 

更には素敵な方たちとの出会いも多々、あって、

今でも北海道は第二の故郷です。

 

また20代の当時、北海道にいると

日本の情報や世界の情報に関心がある方が少なく、

大半の方が道内のニュースにしか注目していない感じでした。

 

それに染まってしまっては、

自分自身があまり成長できなくなるかも、と感じ、

そこで本や新聞を読んだり、自分なりに勉強をするようになりました。

 

結果、コンサルを志すようになり、

今の自分があります。

 

何が言いたいかというと、

どんな環境であっても、

それを楽しめるか、そこで成長できるかどうかは、

自分次第である、ということです。

 

ところが、先日の日経MJで、

自分が生まれ育った地域を離れたくない、とか、

便利な東京を離れたくない、という要望が強い若者が増えており、

就職先を決める際に転勤がない点などを重視する、

という内容の記事がありました。

 

人それぞれ、いろんな考えがありますから、

そういう価値観を持つのも個人の自由です。

 

ただ、そういう発想では

新たな発見も少ないでしょうし、

自分のネットワークも広がらないし、

ビジネスの世界で稼げるようにはならづらい、

ということを誰かが教えてあげた方が良いかも、

と個人的に思いました。

 

ビジネスの世界で成功し続けている方を拝見して思うのは、

環境とか家柄とか、成功や失敗を

外部のせいにする方など皆無である、ということ。

 

というか、どんな環境でもそれを受け入れ、

その与えられた環境の中で精一杯努力し、

結果いろんな道ができて、

更に応援してくれる方たちも増えていく、

というパターンの方が圧倒的に多いのです。

 

大した経験もないレベルなのに、

視点が低い自分が好む環境しか選択しないなんて、

ちょっともったいないなぁ、と思いました。

 

今、与えられた環境の中で、

やり甲斐や楽しみを見つけることができているでしょうか?

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【4324回】 「決定したことを実行しなくても良いんだ」という空気がある組織の業績は、絶対に上がらない

2022年11月01日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントとして17年の経験の中で、

私が確信を持っていることは、

決定したことが実行されない組織は、

絶対に業績が上がらない、ということ。

 

「別に決定したことを実行しなくてもいいんだ」

という空気感が組織の中にあると、

もう本当に業績は下がり続けます。

 

こういう会社やお店、チームに、

どんなに素晴らしい戦略を提案しても、

どれだけ素晴らしい研修をしても、

全く意味がないのですね。

 

行動することでしか、結果は変わらない訳です。

 

でも、こういう空気感がある組織は、

個人商店の集合体となり、

組織が一丸となって、決定したことが実行できないので、

新しいしくみを導入しても、全く意味を成しません。

 

この、「別にやらなくてもいいんだ」的な、

否定的な空気感のことを「否定的ノーム」と言います。

 

この否定的ノームはどうやって生まれ、

組織に定着するのかというと、

全ては上の立場の人の言動や姿勢で決まるのです。

 

「ウチの社長、言ったことは絶対にやり切る方だ」

「上司はとにかく決めたことを愚直にやり切る」

 

と、メンバーから信頼される行動を上司がしている組織は、

決定したことが実行される組織となります。

 

この「決定したことが実行される」ことを「規律」と言います。

 

規律無き組織は、市場の変化に組織として適応できず、

業績が下がり続けるのです。

 

皆さんの会社に、規律はありますか?

 

否定的なノームがはびこっていないでしょうか?

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