先日、博多駅の新幹線の構内にあるセブンイレブンで、
ペットボトル入りのコーヒーを購入しようと入りました。
個人的に好きなのは、キリンのFIRE(600ミリ)で、
つい数週間前までセブンイレブンでは
1本128円で販売されていました。
ところが、実際に手に取り、値段を確認したところ、
なんと158円になっていたのです。
30円の値上がりに衝撃を受けました。
ぶっちゃけ、30円という金額は
全然お支払いできるのですが、
私、その場で商品を買わずにお店を出ました。
「今日1日、ペットボトルの水で我慢しよう」
と決めたのです。
そして改めて、経済というか消費は心理学だよなぁ、と
実感したのです。
私、一応、代表取締役ですし
ランチやディナーで美味しいものをいただくのに、
2万とか3万円とか、全然お支払いするのですが、
飲料が30円、上がっただけで、
買うのをためらってしまう・・・。
買えるお金はあるのにも関わらず、
購入するのをためらってしまうのです。
今年の3月以降、
住宅業界全体的にお客様の来場は非常に少なかったです。
その理由は、まさにお客様の心理として、
「今、家を建てて本当にいいのかしら・・・」
という気持ちが芽生えた方が多かった、
というのが真実のような気がします。
昨年からのウッドショックや円安の影響で、
住宅の価格は300万~400万、上昇しています。
これは住宅ローンに換算した場合、
月々の返済として8000円~1万円に該当します。
ところが、今、注文住宅を建てられるお客様にとって、
月に1万円程度、支払いが増えても
まだ余裕がある方が大半なのです。
経済や会計の視点から見れば、
これくらいの価格上昇は影響ないのですが、
心理学の視点で見ると、
とても家づくりに前のめりになれない、
ということでしょう。
ところが、この価格にもお客様は慣れてくたようで、
9月以降、お客様の来場はかなりよくなりつつあります。
ここで出会ったお客様と良好なコミュニケーションを取って、
着実に商談につなげていきましょう!
北海道エリア、東北エリア、中部エリアでは、
また年明けからお客様の
マインドが冷える事態が起こりますから・・・。
市場でどんなことが起こるのかを予測し、
その予測に基づいて打つべき手を打っていきたいものです。