料理人をはじめとする職人さんの世界も、
それからビジネスパーソンの世界も、
それは非常に似ているよなぁ、と感じます。
それは、ただ料理が上手であるとか、
ただ自分の専門分野における経験と知識があるとか、
それだけの力量しか無いと、
一流のお客様には相手にされないということ。
このことを分かっていない料理人やビジネスパーソンは、
実は結構いるのではないかと思います。
ではなぜ自分の専門分野を極めているだけでは、
一流のお客様に相手にしてもらえないのか?
それは一流のお客様は、損得で購入先を選ばず、
好き嫌いや「応援したいかどうか?」で決めるからです。
では、どうすれば、
お客様から応援したいと思っていただけるのか?
それは、高見を目指したり、
新しいことにチャレンジしている姿を見ていただくことです。
高見を目指したり、新しいことにチャレンジしようと思えば、
自分なりにいろんなことを研究したり視察したりして、
自分の至らなさを理解し、かつ目標が必要です。
そうなんです。
一流のお客様に支持されている料理人さん、
それからビジネスパーソンに共通するのは、
とにかく外に出ていろんなことを学び続け、
常に成長進化している方なのです。
一方、圧倒的に学びが少ない人や
同業他社を研究していない料理人などは、
もう本当に話をしていても浅くて面白くないのですね。
先日、とあるエリアの評判のお寿司屋さんに行ったのですが、
まあ大将がいろいろ話しかけてきたのですが、
もうホンマに内容が浅くて面白く無いのです。
しかもタメ口で・・・。
休日にいろんなお店を食べ歩き、
他店の研究をほぼしていない、
ということもすぐに分かりましたし、
接客レベルはひどかったです。
他の店を知らないから、己の未熟さが分からない。
学び続けなくてはならない最大の理由は、
己の未熟さを分からなくなるからだな、
と改めて気づかせていただきました。
いろんなところに足を運び、
身銭を切って自分の時間を費やして、
学び続けたいと思います。