長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

がんばり過ぎないこと

2009-03-06 06:31:06 | Weblog
昨日は定休日。
元気の散歩を終え、食事をして、少しジョギングして本を読んでいたら
すごい睡魔に襲われる。「ここで眠ったらおわり」と
まるで、冬山で遭難した時のようなことを自分に言い聞かせ
ながら、がんばったが、一時間ほど昼寝をした。
すると一週間ぶんの疲れがドーとでて、なかなか起き上がれなかった。

少しお店で仕込みをした後、表参道へ。時間があったので、骨董通りを散策し、
青山ブックセンターで、本を調達。白味噌の作りかたを書いてある雑誌をゲット。
その後、いつものように「煎茶のお稽古」

昨日は「ちゃぶ台手前」をやった。玉露の仕込み盆を、四角のちゃぶ台に
移しながら、優雅に玉露を楽しむ。昨日は福岡の一ノ瀬焼きの煎茶茶碗
を使ってお茶を入れた。織部みたいに少し緑色の釉薬がとけて、お茶が
清らしく感じられる。福岡に帰省すると、必ずその界隈や、小石原焼きの
窯へ遊びにいくのをならわしにしている。

一時間の昼ねで、一週間を感じたり、一服のお茶に一生を感じたり、
人間の体内時計というのは、まことに不思議なものだ。
織田流煎茶道の家元は、仙台におられる。先日家元の奥様が旅立たれた。
川の流れのように、淀みなく時間が流れ、誰もがあの世に帰っていく。
そんな無常を感じながら、「喫茶去」とばかりに、先人たちもお茶を
たしなんでいかれた。この流れも、とめることなく、たださらさらと
流れていくことこそ、自然なんだと思う。 合掌

今日から、金曜日は19時まで。
「がんばりすぎない」ように、自然体でいきたいと思う。