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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

猪鍋

2009-03-08 06:31:10 | Weblog
先日、友だちの鉄砲打ちから、クール宅急便が届いた。
猪と鹿の肉が入っていた。
まだぼくが「しろうと」の時、彼らが山で茸狩りをしたりする時、
ベースキャンプに蕎麦を打って、「出前?」にいったことがある。
近くの雪解けの冷たい川から水を汲んで、コンロの上に大きな鍋を
のせて、自然の中で、蕎麦を食べる。蕎麦前は、山で採れた山菜のてんぷら
や茸鍋、ときどきその中に猪なんかが入っていた。

冷凍の猪を、自然解凍する。目立つけど、カウンターのコーヒーサーバー
の横にしばらく放置。るいべ、みたいに少し解けたあたりで、包丁で
肉を切る。というより、削ぐ。猪の肉は臭みがあるのと、少し硬いので
ここで、日本酒をスプレーする。なんでもいいが、やはりぼくは、
大木代吉商店の料理酒をたっぷりかける。山で犬に終われ、絶命した猪の
魂も鎮魂されるような気がする。大きめの鍋に、お湯を湧かし、そこに猪と
だいこん、にんじん、しいたけ、ごぼうなどをいれ、それに自家製味噌を
といていれる。仕上げは、蕎麦の出し汁。
メニューにはないメニューを仕込んでいると、動物的感のするどい左党の人たちが、夕刻カウンターに集まった。花泉を燗にして、飲むものいいし、車坂の3年熟成で飲むのもよかった。鍋いっぱいにしこんだ猪鍋があっという間に空になった。
アメリカにいっていたワカも、シアトルスタバの本店からコーヒー豆を土産にやってきてくれた。おいしそうに車坂を2合半飲んでいった。
「立って一畳、寝て二畳、どんなに飲んでも2合半」・・人生そのへんがちょうどいい。

今日もやる・・・とか書くと、やらなくてはいけないので、やめる。
なにごとも、「きめない」ことが主義。

明日は「ねんど」の日。
けっこうみんな上手になってきた。この会は若い女性が多く、
終わった後の蕎麦会もまた楽しい。
火曜日は「英語で蕎麦会」。岩本先生も元気になって、
よかった、よかった。