長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

煎り番茶が、血糖値を下げる

2010-02-19 07:06:57 | Weblog
昨日は休みだった。
銀座の隠れ家のような蕎麦屋さんで、玉子焼きなどを
酒肴に、ぬる燗を飲みながら、至福の時を過ごした。
このお店の玉子焼きは、蕎麦屋の、というよりは、すし屋
の玉子焼きのように、少し甘めだけど、疲れたときなど、
これを食しながら、辛口のお酒を飲むと元気になる。
飲んだ勢いで、路地裏の骨董やを覗いてみると、主人が
箱から炉屏(ろびょう)を出していた。女桑の風合いがよく、
網代がいい味を醸し出している。「いい炉屏ですね」
と声をかけると、「これからネットのオークションにだそうと
思っている」というので、「いくらで?」と聞いたら、なんとか
財布に入っているので間にあいそうだった?ので、買った。
今週末は、天真庵の二階に飾ってみるとしよう。
またいつものように、スパアンピンになった。でもこころは
あったかいし、ゆたか、になるから、不思議だ。

それから銀座線で、表参道に降りる。青山ブックセンターで
本をどさっと買って(ブックカードで支払う)歩いていたら、酒屋さんに、花垣の仕込み水を売っていたので、それを買い、水を補給しながら、ヒルズの裏に
ある、これまた隠れ家のような茶室に入る。看板もなにもないドア
なので、道行く人たちには、そのドアの向こうにある不思議な世界を
垣間見ることはできない。

お店では、毎日煎茶や玉露を入れている。昨日は、「煎り番茶」の
お稽古をした。というより、先にきていた同志の女性にリクエスト
されたので、それをやってみた。
簡単にいうと、「ほうろく」という道具を使って少し大きめのよりの
あまい番茶を煎るのだ。手で珈琲豆を焙煎する要領ににている。
肘から先をやわらく使わないと、疲れる。それと、茶葉から常時一定の
煙がでている、というのがベスト。
家でやる場合は、フライパンでやってもかまわない。
賞味期限がきれていても、そのひと手間で、生き返る。
「自分も賞味期限」がきたと思っている人も、煎り番茶を
飲めば、期限内にもどることができる?できない場合もある!。

さて、番茶には「ポリサッカライト」と効能成分があり、今たいへん注目されている。ポリサッカライトは一番茶よりも番茶に多く含まれているらしく、体内にあるインスリンと同じ働きをするというこ。つまり血糖値を下げる効能や血圧を下げる効能があるのだ。またダイエットのお茶としても注目されているのだ。
京都あたりの気のきいた料理屋にいくと、この煎り番茶がいい塩梅ででてくるものだ。

今日は「スケッチの会」
わかなさんが、颯爽と、いろいろな季節のくだものや、風物を
もってやってくる日。