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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

竹細工の会

2010-08-02 07:40:12 | Weblog
昨日は竹細工の会だった。
二階には、半畳の畳がある。

立って半畳 寝て一畳 どんなに飲んでも二合半

昔から、「足る」という日本人の哲を、うまく言い表した
言葉があるが、座って半畳の空間の中で、みんなが黙々
と竹をつかって作品をつくる姿を見ていると、「日本人だな」
と思う。階下のフロアーでは、いろいろな人たちが、「そば前」
を楽しんでいたり、一杯の珈琲を楽しんでおられる。これもまた
日本人。近くの木材やのおやじが、4本目になる、「八仙」を飲みながら、
「自分の時間をもてる、っていうのが一番幸せだだなあ」と、つぶやいた。
ほんとうにそうだと思う。

老後の趣味として、「ひとりでできること」というのと「お金があまりかからない」
というのは、とても大事なことだと思う。

そんな話をしていると、「英語で蕎麦会」のいわもと先生が、つがいで、美人
をつれてやってきた。「本日無事に入籍しました」といって、とらやの羊羹を
もってきたので、さっそく、久保さんの志野のふたつきの茶碗に、上等の
宇治の玉露をいれて、三々九度みたいに、すすり茶を飲んでもらった。
志野には、千鳥の絵が描いてある。おしどり夫婦ではないけど、仲良くやって
もらいたいものだ。

酒の仲間に遊びの仲間苦労仕とげて茶の仲間

いわもとさんは、池袋時代に、うちにお茶のお稽古にきていた。
そのころは岡倉天心の「茶の本」を教材にしていたことがあるほど、
茶が好きな男である。最近は、左利き、になって、2合は飲める
ようになった。

今日のお昼は、浴衣美人たちの「蕎麦会」がある。
浴衣、香取線香、花火、夏祭り・・・日本の夏は暑いが、いい。

昨年の夏に、長屋に越してきて、秋に彼女ができて、所帯を持つ。
近い未来に家族が増える・・・この手ぬぐいのテーマ「出会い」に
ピッタリな人生。