長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

つつみこむやさしさ・・・そんなものが足らへん

2010-08-17 07:18:40 | Weblog
お母さんが、愛情をもって米をにぎったものを「おむすび」
という。おとうさんと結ばれるときは、羽織や着物の帯などを
結んで祝った。その縁で生まれてきた男の子は「むすこ」といい
、女の子は「むすめ」といった。「むすぶ」、縁というものを
日本人が大事にしてきた所以だ。
最近の職場には、どうもそんな「母親みたいなやさしさ」が
かけているように思う。だからささくれだったようなギスギスしたものが
蔓延しているのではなかろうか?

もうひとつ大事なことが、母親の「つつみこむようなやさしさ」。
今日は、お仕覆の会。日本人は昔から愛用の茶器や花器などを、古布で作った袋で
包み込んで、大事にしてきた。最近はエコとかロハスとか、かっこいいこと
いってるけど、大事なもの、守るもの、育てていくもの、慈しむもの・・・
そんなものがなくなってきたのか、「お仕覆」みたいな素敵な文化が風化して
いるように思う。

夜は「書をしよう会」
平成の文人みたいな貞本さんがやってくる日。
昨日ネットで注文した古本がやってきた。「文人墨客を語る」
という本。最初に伊藤仁斎のことが書かれてあった。一度も
江戸にくることがなく、京都で儒者として生きた人生が、
実にうまく書かれていて、ついつい寝不足になるくらい読んで
しまった。

明日は「タイムドメイン」の日だったのですが、イワジーの
親戚に不幸があったので、今月は中止。