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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お盆

2010-08-16 07:18:17 | Weblog
ワカもうちの元気も初盆だ。
先日、お客さんから元気の絵をプレゼント
された。HPの「元気のアルバム」をプリントアウト
して、描いてくれたらしい。最初「9月のコンサートの時に
もってくる」といういう約束だったけど、「あまりにできがいいので
もっていく」ということになり、先日のクラシックコンサートの日に
お店に飾った。写真と違って、絵というのは、描いた人の「魂」みたいな
ものが宿っていて、一味違うもんだ。

珈琲も、魂を入れて焙煎すると、味が変る。そばも機械で挽いたものと
石臼で挽いたものは、べつもの、だと思う。珈琲の豆を、石臼で挽く
と、色や指さわりまで、まったく変ってくる。
日本人は、ごはんを気をこめてにぎったものを「おむすび」といった。
ひとてま、かけたものを大切にしていきたいと思う。
昨日は盆休みで終戦記念日にもかかわらず、「もなか屋」も天真庵も
大忙しだった。今月の初めに「HANAKO」に、煎茶がおいしいお店
として紹介されたこともあり、昨日は、久保さんの急須やガラスの急須
が、乾く暇もないくらいだった。ぼくてきには、天真庵は、「お茶」
をテーマにしているので、とてもうれしいことだ。珈琲も煎茶も玉露
も、同じようなような気持ちで楽しんでいただきたい。

今回の「BRUTUS」には、久保さんの「黒い平皿」に、ガレットが
のってる写真が掲載された。まるで、京都の「あぶり餅」みたいに
シンプル。その横に、志野の豆皿。今宮神社のあぶり餅は、「簡素」
なところが、いい。「ほんものは、みな簡素」だ。
最近は、蕎麦と二分するほど、ガレットが人気になってきた。
ガレットといえば本場では、シードルとあわせる。でもうちの
ガレットは、キンキンに冷えた日本酒によく似合う。

明日は「書をしよう会」。
中国で書の勉強をした貞本先生がくる日。
今、二階に飾ってある亀田窮楽という書家も、大酒飲みだった
らしいが、貞本さんも大酒飲みだ。大塚の江戸一で、ふたりで
飲んでいると、はずかしくなるくらい空になった徳利が並んだ
ものだ。彼が10本、小生が6本くらい・・・
お店を始めて深酒はしなくなったけど、月に一度の「書」のとき
は、お互いに、メートルがあがりすぎる傾向がある。