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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

50を超えても、迷う日々。

2010-08-24 07:37:41 | Weblog
昨日は、「順受の会」の日だった。
論語の会。もう15年近くやっている。
それだけ、みんな年をとった。孔子では
なく講師の先生が、
「吾、15にして学に志し、30にして立ち、40にして惑わず、50にして天命を知る。60にして耳にしたがう、70にして心の欲するところに従って矩(のり)をこえず・・・という孔子の言葉がありますが、40を過ぎて15年くらい過ぎても、
まだまだ迷っています」という話をされた。まさに小生もしかり、だ。

久しぶりに若い青年が入門した。関大出身の25歳。
こころなしか、関西弁もすがすがしい。
今、竹細工の講師をやってくれている清水くんも、関大出身だ。
今はどうかしらないが、ぼくらの学生のころは、「士農工商」
みたいに、大学のレベルを並べて称した。
大阪では「関関同立」(かんかんどうりつ)といった。関西学院(かんせいがくいん)が先か、関西大学(かんさいだいがく)が先かは、知らないが、それぞれの大学が、
「最初のカンは、うちや」といっているのだろう。
京都では「同立関関」といっていた。でも、♪吾が母校立命、
では、「立同関関」といっていた。律令制度みたいに古いお話しだ。
ちなみに、ソフトバンクが創業したころは、誰かれともなく
「士農工商コンピュータ」といっていた。これは、今もそうかも?

その関学でのにいちゃんが、トイレからかえってきた時に、
亀田窮楽の書に、関心があるらしいことをいった。
まさに「漢学?」か。久しぶりに若い入門者が入って、
新しい風が吹いたような夜だった。
「精研窮本原」 精しく研いていけば、本原(根本)を窮める、
つまり、井戸(水)は深く掘れ、といったような意味だろう。
老若男女を問わず、研きあう仲間、ともに楽しみあう仲間がいる、
ということは、幸せなことだ。 天恩感謝。