昼行灯とはよくいったものだ。
中仙道にある時々立ち寄る骨董やからきた
行灯が、昼間は存在が薄いが、暗くなってくると、
ゆらゆらとゆられるような艶冶な灯りを灯す。
電灯がなかった時代に蝋燭の明かりで生活していた
時代の色気みたいなものを感じる。こんな灯りが
枕もとにあって、美しい(美しに限る)女性の帯を
解く衣擦れ(「きぬづれ」)の音が聴こえてくる・・なんて素敵ではないか。
そんな情緒が少なくなった。雨の日や風の強いは行灯を外に置けないので、
昨日はじめて店の中に「おひとりさまのテーブル」を、つくった。
ためしに、かっぽれなかまの「くまさん」に座ってもらった。
*やはり女性のほうが似合う、と思った。ウソ、そうはっきりくまさんにいった。
昨日は、成人式。風が強い寒い日だった。近所のゆきちゃんも朝早くから着付けを
して、トリフォニーホールで成人式のお祝いをやったあとに、珈琲を飲みに
きてくれた。いつもは、「ミルクコーヒー」を所望していたが、昨日は
ブラックでほぼぶらじるを飲んだ。着物を着て、ブラックで珈琲を飲む。
なんとなく大人になった気がする。「二十歳の原点」、昔立命館大学の先輩
がそんな本を出して(日記)、映画化されるくらい大ブームになったことがある。
どんな飲み方をしてもいいけど、コーヒーは
ブラックがいい。新鮮な豆をうまく焙煎して、それをうまくいれると、珈琲その
ものの甘さと苦さと酸味や雑味が、口の中で一体になる。喉元を過ぎて
胃の中に嚥下していっても、香りが自身の贓物とまた一体になってもどってくる。
その残り香りというと、「ああ、あの人は何をしているのだろう」と、昔も
恋人のことを思い出すくらい、いい。
だから「コーヒーが美味い」というのは、焙煎や抽出も大事だけど、
器や飲む場所や人や、その人の人生によって、左右される。
五感を磨いていないと、おいしいコーヒーは飲めないのだ。
今日は「英語で蕎麦会」の事始め。
順受の会と同じく、この会は池袋天真庵の時代から続いている会。
金曜日は「ダメ中」(ダメから始める中国語」の事始め。
この会が金曜日にあると、飲みすぎて、次の日がたいへんなことに
なりそうだ。
でも15日(土)は「エリカ庵」があるので大丈夫。
16日(日)は「竹細工の日」。三人目の先生がやってくる。
17日(月)は「クラシックJAZZ」
温故知新ではないけど、源流には「ほんもの」が
いっぱいある。流されてもいいけど、もどれる原点が
必要かも。どんなことでも・・・「二十歳の原点」みたいな
ことが必要やね。政治家や企業のトップからして、「もどれる原点」
をもたなくて右往左往しているのなかりやから。
中仙道にある時々立ち寄る骨董やからきた
行灯が、昼間は存在が薄いが、暗くなってくると、
ゆらゆらとゆられるような艶冶な灯りを灯す。
電灯がなかった時代に蝋燭の明かりで生活していた
時代の色気みたいなものを感じる。こんな灯りが
枕もとにあって、美しい(美しに限る)女性の帯を
解く衣擦れ(「きぬづれ」)の音が聴こえてくる・・なんて素敵ではないか。
そんな情緒が少なくなった。雨の日や風の強いは行灯を外に置けないので、
昨日はじめて店の中に「おひとりさまのテーブル」を、つくった。
ためしに、かっぽれなかまの「くまさん」に座ってもらった。
*やはり女性のほうが似合う、と思った。ウソ、そうはっきりくまさんにいった。
昨日は、成人式。風が強い寒い日だった。近所のゆきちゃんも朝早くから着付けを
して、トリフォニーホールで成人式のお祝いをやったあとに、珈琲を飲みに
きてくれた。いつもは、「ミルクコーヒー」を所望していたが、昨日は
ブラックでほぼぶらじるを飲んだ。着物を着て、ブラックで珈琲を飲む。
なんとなく大人になった気がする。「二十歳の原点」、昔立命館大学の先輩
がそんな本を出して(日記)、映画化されるくらい大ブームになったことがある。
どんな飲み方をしてもいいけど、コーヒーは
ブラックがいい。新鮮な豆をうまく焙煎して、それをうまくいれると、珈琲その
ものの甘さと苦さと酸味や雑味が、口の中で一体になる。喉元を過ぎて
胃の中に嚥下していっても、香りが自身の贓物とまた一体になってもどってくる。
その残り香りというと、「ああ、あの人は何をしているのだろう」と、昔も
恋人のことを思い出すくらい、いい。
だから「コーヒーが美味い」というのは、焙煎や抽出も大事だけど、
器や飲む場所や人や、その人の人生によって、左右される。
五感を磨いていないと、おいしいコーヒーは飲めないのだ。
今日は「英語で蕎麦会」の事始め。
順受の会と同じく、この会は池袋天真庵の時代から続いている会。
金曜日は「ダメ中」(ダメから始める中国語」の事始め。
この会が金曜日にあると、飲みすぎて、次の日がたいへんなことに
なりそうだ。
でも15日(土)は「エリカ庵」があるので大丈夫。
16日(日)は「竹細工の日」。三人目の先生がやってくる。
17日(月)は「クラシックJAZZ」
温故知新ではないけど、源流には「ほんもの」が
いっぱいある。流されてもいいけど、もどれる原点が
必要かも。どんなことでも・・・「二十歳の原点」みたいな
ことが必要やね。政治家や企業のトップからして、「もどれる原点」
をもたなくて右往左往しているのなかりやから。