長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

かっぽれ かっぽれ

2011-01-19 08:27:20 | Weblog
昨日は「書の会」だった。
貞本先生とは、大塚の「江戸一」で友だち
から紹介されて、よく飲むようになった。
彼は天安門事件のころ中国で書を勉強していた。
本業は「IT」で、ゲームの製作をしている。
であったころはパソコンやゲームマシンのソフトを
つくっていたが、今はスマートフォンなどのゲームを
つくっている。最近はまたソーシャルゲームといった
新しい形態にゲーマーたちがシフトしているようで、
単なる「ゲーム」といっても、時代とともに様変わりしているようだ。
昨日は、先生以外はみな女子というハーレムみたいな書の会だった。

今日は「かっぽれ」
反対に今日は先生以外はみな男子の日。
このあたりが、うまくバランスがとれていけば、
男と女がもっとうまく出会うようになるかも。
書の女子たちが、「浴衣をきてかっぽれに参加」
とかいう企画をすると、いいかも・・・???

ゲームもかっぽれも「遊び」だけど、後者は
日本のお座敷の中で育くまれてきたもの。
日本人力の底力みたいなものを、つくづく感じさせられる。
畳や床の間やお座敷などが、時代の流れで消えていくことは
実に残念なことだ。
「床の間」はもともと、そこに畳をひいたり、布団をひいたり
する、いわゆる「寝る間」だった。それが、壁に書などの掛軸を飾り、
気に入った花器に季節の花を投げ入れたりして、「ちいさな美術館」
みたいにして、どこの家庭でも楽しんでいた。そんな世界に冠たる文化度
が高い日本人に、みんなもどる努力をちょっとしたら、もっともっと
豊かに暮らせるのに、と思う今日このごろ。