長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

音楽のカタルシス

2011-03-15 08:22:36 | Weblog
友だちがLEDのメーカーをやっていて、たまたま
先先月に「おそめの開店祝い」に、10個くらいくれた。
カウンターの上のライトやテーブル席のライトは調光になっていて、
いただいたそれは、調光には対応してないタイプだったので、階段の下や
トイレの廊下や、もなか屋のライトにした。初期投資はかかるけど、LED
にすると、電気の消費量がだいぶ少なくなる。節電した結果、電気量の請求が
少なくなるのは、2倍ご褒美をもらうようで、うれしいもんだ。

昨日は月曜日で「卵かけごはん」の日。もしかしたら、停電になる可能性を
考えて、はやめにお店にいって、電気炊飯器でゴハンを炊いた。万が一、
停電になっても、土鍋が3つあるので、問題はない。
お味噌汁は、石油ストーブの上で、つくることができる。
地震がおきてから、白井晟一さんコレクションの街灯は、使わない
ようにした。ちょっと寂しいけど、節電のほうが優先。エアコンも中止にして、
カウンターの暖は、岩手の木炭。木炭の火は、こころからあったまる気がする。
昨日は、駅にいったら、電車が動いてなくて自宅待機の人たちがあまたでた。
行き場もなけらば、居場所もない孤独にさいなまれる。そんな時に「一杯の珈琲に
ほっとする」といわれるのは、なによりもうれしい。

5月15日に「墨田ぶらり下町音楽祭」を開催する。先日かよちゃんがきて、
2500円のチケットを3000円にして、500円を義援金にしよう、という
ことになった。今回の災害で、音楽家たちも、より繊細な感性でへこんでいて、
演奏もする気になれない心境の人も多いと思うけど、なんだか勇気と元気がでてきた。
一昨日までお店でもラジオのニュースにしていたけど、昨日からまた大石学さんのCD
なんかにかえてみた。音楽は、人の悲しみや苦しみの中で、生まれてきてものが
多いけど、だからまた背反するように、それを聴くことによって、カタルシスというか、こころの底から喜びや勇気をもらったりするものだ。

今月は25日(金)に「富川さんのギター」がある。
彼の奏でるアコースティックな音は、そのまま魂に語りかけてくるもんがある。

リコーダーとギターの夕べ
演奏:富川勝智(ギター)・高橋明日香(リコーダー) 19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き) 

27日(日)は、天才Nobieの誕生日ライブ。
Nobie Jazz ライブ
演奏:Nobie(vo&per) 伊藤志宏(p) 小森耕造(ds) 19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

音楽なんて聴く気になれないほど、へこんでる人さへも元気に
してくれそうな人たちのライブがふたつもあってよかった。

今日の「書」の会は、遠くから先生たちも来るので、電車とか諸般の事情に
より中止になりました。