長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

年賀状がいっぱい

2014-01-04 10:05:12 | Weblog

昨年は、生まれて初めて?くらい年内に年賀状を出すことができた。

社長とか業界団体の理事長をやっていたときに比べて、出す枚数はだいぶ少なく

なったけど、みんな「顔」がわかる人たちばかりになったので、気持ちがいい。

あのころは、お互いが顔もわからず、会社の商品の宣伝みたいな賀状がいっぱいだった。

そんな牙城がくずれて、なんとなくほっとする今日このごろ。自筆で書かれた「ひとこと」

が、その人の人生みたいなもがよくでていたりして、うれしくなったりする。昨日まで

のものは今朝ポストに入れた。

今朝から仕込み。なにもかもが「からっぽ」なので、珈琲を焙煎したり、「かえし」を二種類つくったりしながら

朝食を済ませた。今日は織田流煎茶道の初煎会が表参道であるのだが、どうしても仕込みにおわれていけそうにない。

仕込みの合間に、自分で玉露を入れ、床の間にお供するとしよう。

今年は、煎茶をもう少し楽しむ、という意味で、「普茶料理」をやろうと、昨日きめた。HPにものせた。

黄檗山の万福寺の初祖・隠元和尚は、中国からお茶と禅を伝えた人。禅僧の食事をつくる

人を「天座」(てんぞ)という。寒山拾得の拾得も箒を持った構図が多いけど、天座。大切な人。

黄檗山万福寺の精進料理を「普茶料理」(ふちゃ)という。京都のお寺の近くに豆腐やが多いのはその影響。

「普(あまね)く、大衆に茶を施す」という意味がある。季節季節の地元でとれた野菜

などを素材を生かしてすばやく調理し、大皿にのせて、みなで分け合いながら食す、という

のが原則で、京都にある普茶料理のお店も、4人一組が原則。

「寺方蕎麦」という蕎麦のルーツと呼ばれている蕎麦の出汁は、大豆でとる。

もちろん普通は鰹節を使う(天真庵も)。という意味では、完全な精進料理ではない、「風」だ。

そんな風でも、次の朝のウンコが違うような、体にやさしい普茶料理風なそば会をしたいと思う。

明日から通常営業。明日は日曜日なので16時閉店。

「卵かけごはん」は13日(月)から始まり始まり。   今年も楽しくいきましょう。

「長屋で女史会」(2月3日)も、満席近し。昨年薩摩琵琶のコンテストで日本一になったももちゃんのコンサートもある。

31日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色

演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)

18時半開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)