昨年は、生まれて初めて?くらい年内に年賀状を出すことができた。
社長とか業界団体の理事長をやっていたときに比べて、出す枚数はだいぶ少なく
なったけど、みんな「顔」がわかる人たちばかりになったので、気持ちがいい。
あのころは、お互いが顔もわからず、会社の商品の宣伝みたいな賀状がいっぱいだった。
そんな牙城がくずれて、なんとなくほっとする今日このごろ。自筆で書かれた「ひとこと」
が、その人の人生みたいなもがよくでていたりして、うれしくなったりする。昨日まで
のものは今朝ポストに入れた。
今朝から仕込み。なにもかもが「からっぽ」なので、珈琲を焙煎したり、「かえし」を二種類つくったりしながら
朝食を済ませた。今日は織田流煎茶道の初煎会が表参道であるのだが、どうしても仕込みにおわれていけそうにない。
仕込みの合間に、自分で玉露を入れ、床の間にお供するとしよう。
今年は、煎茶をもう少し楽しむ、という意味で、「普茶料理」をやろうと、昨日きめた。HPにものせた。
黄檗山の万福寺の初祖・隠元和尚は、中国からお茶と禅を伝えた人。禅僧の食事をつくる
人を「天座」(てんぞ)という。寒山拾得の拾得も箒を持った構図が多いけど、天座。大切な人。
黄檗山万福寺の精進料理を「普茶料理」(ふちゃ)という。京都のお寺の近くに豆腐やが多いのはその影響。
「普(あまね)く、大衆に茶を施す」という意味がある。季節季節の地元でとれた野菜
などを素材を生かしてすばやく調理し、大皿にのせて、みなで分け合いながら食す、という
のが原則で、京都にある普茶料理のお店も、4人一組が原則。
「寺方蕎麦」という蕎麦のルーツと呼ばれている蕎麦の出汁は、大豆でとる。
もちろん普通は鰹節を使う(天真庵も)。という意味では、完全な精進料理ではない、「風」だ。
そんな風でも、次の朝のウンコが違うような、体にやさしい普茶料理風なそば会をしたいと思う。
明日から通常営業。明日は日曜日なので16時閉店。
「卵かけごはん」は13日(月)から始まり始まり。 今年も楽しくいきましょう。
「長屋で女史会」(2月3日)も、満席近し。昨年薩摩琵琶のコンテストで日本一になったももちゃんのコンサートもある。
31日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色
演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)
18時半開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)