昨日は悠玄亭玉さん、いわゆる「たまちゃん」のお座敷芸入門講座のはじまりはじまり
の日だった。イナセな浴衣姿に三味線が似合う。さすがにこないだまで(四半世紀前だけど)
浅草で芸者をはっていただけの艶冶な雰囲気が醸し出され、二階からもれ聞こえる三味線の
音や、♪紐をつけたら ちょいと きんかくし~
みたいな隠し芸の調子に、うらぶれた十間橋を通る人たちも「?」な感じで立ち止まっていた。
浅草や向島という花柳界の神域というか、フンイキが濃い界隈は、昔は職人さんたちも、
長唄や三味線や都々逸なんかを嗜み、カラオケやキャバクラではなく、お座敷に上がって
遊んだもんだ。その遊びの中には、芸術という域の日本の伝統的な文化が満ち満ちていた。
芸術の中でも最高峰なのは、「人」であり、「人と人が出会うこと」であり「人が人を
愛すること」だと思う。日本のお座敷、畳、和の文化の中には、そんな日本人の原点
みたいなものが、あまたある。先人が残してくれた素晴らしいものを、風化させずに
残していきたいとつくづく思う。
もうすぐでるフリーペーパの原稿が届いて、さきほど公正をした。
女子の「かっぽれ」の写真が大きく掲載されそうだ。昔「100人かっこぽれ」
というのがあったらしい。100人くらいが集まったら、一度十間橋通りを舞台に
「100人かっぽれ」をやってみたいと思う。
これから「卵かけごはん」
「つゆだく・・・」みたいなんが流行っているけど、化学調味料だくさんのものを
だくだく飲むと、体がどくどく毒だらけになるよ。世の中そんなものが氾濫しているけど。
遺伝子の組み換えのない国産の大豆を使い「自家製の味噌」を手作りをし、
安心な野菜を「具だくさん」にして、毎朝感謝しながらいただく。もちろん卵は「平飼い」が一番。お米は「元気つくし」。
今日一日の命のはじまりは、こうあってほしいものだ。みんなの命は「口」の中に入れるもので作られる、のだよね。
夜は「易の勉強会」
24日25日は、「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」。
秋はお酒もおいしいけど、お茶を一服する意味がよくわかる季節。
「喫茶去」と書いた額がぴかっと光る。それを書いてくれたみっちゃんも
昨日の会に加わり、大いに盛り上がった。
♪トラ トラ オオトラ。
京都でも東京でもお座敷遊びの代表選手みたいなもの。
昔から酒のみのことを「オオトラ」という。
諸説あるが、徳利で酒をすすめるとき、「ささ、一杯」とかいう。
その笹は虎といっしょに絵にすることが多い。ので、そうなったらしい。
ちょっとした洒落だけど、酒の席が楽しいからこそ生きる粋な世界。