昨日は月曜日なので「卵かけごはん」。「暮らしの実験室」から産みたての平飼いの卵を
使った。黄身が自然の薄い黄色。よくスーパーなどで「赤い・・・」とか「黄金・・」なんて書いて
あるものがあるけど、あれは不自然なものを餌に入れて、むりくりそんな色にしているものが多い。
やはりなんでも自分の命のもとになる食べ物は、自分の口に入れて、五感を研ぎ澄ませて、
選択していくしかない。卵のよしあしは、卵かけごはんにするとよくわかる。
夕方に関西弁のお客さまが、続けて遊びにこられた。最初の青年は「就活のため上京してきました」
という。「関西の大学ケー」というと、「立命館の法学部です」と答えた。後輩になる。末川先生の最後の講演の話を
すると興味深そうに聞いていた。就職がみごとに決まって東京にきたら、酒を酌み交わし「寮歌」でも歌いたいものだ。
次に、女子大生みたいな子が、旅行カバンをがらがらひきながらやってきた。「ああ、やっと念願のそばが食べられる」
と大阪弁でのたまう。先日の「一杯のかけそば」が脳裏に浮かぶ。「ゆさそば病か?」
「応援している子のライブを見にきたんです」という。「有名な子?」と聞くと「きっとしらへん思うけど、
アイドルグループみたいなもんです」という。「ふーん。どこかのライブハウスでやったの?」と主人。
「武道館です」と女子。「なんていうグループ?」と主人。「アンジュルムいうんです」と女子。「アン・・・知らんわ」
こんなチグハグな会話が続く。モームスの妹ぶんにあたるらしく、日曜日の武道館を満席にしたらしい。二万人。
安いチケットの飛行機が成田からあるんで、最後で蕎麦で締めくくりたい、とのことだった。娘みたいな女子に、
水木しげるワールドみたいな奇妙キテレツな話を教えてもらった。感謝。
夜は「論語の会」。20年目の講義が無事終わる。来月は「忘年会」。
今日は「英語でそば会」。病気で3カ月ほど休んでいたNさんが復帰されるというメールに安堵。
恵比寿顔の彼女がいるのといないのでは、外人さんの「ぽんびき成功率」が変わってくる。
木曜日が「男子のかっぽれ」
今日から「師走」。なぜだか「しわす」と発音する。師とは先生ではなく僧侶のことだ。
貝原益軒先生の説では「日本語は、終わりのことを「はつ」とか「はて」という、この月
は、「四季のはつる月」だから、「四極月」になり、「しはつ月」となったらしい。
さすがに養生訓を著して「長生きのコツは、男女でまぐわっても、接してもらさず」とのたまった先生。師とは
こんな人のことをいうのかもなんばん。