昨日の朝、仕込みをそこそこにして神楽坂にいったきた。
神楽坂の「うつわや 釉」で、「山本源太 うつわ展」を、今日までやっている。
IT時代に「ねっと21」という変な団体があり、そこの理事長は私がやっていた。
ながいこと飯田橋に事務所があったので、ときどき神楽坂で飲んだりした。そのころは
まだ落ち着いた料理屋さんがいたり、素敵な芸者さんもいたように思う。
坂をのぼきりるあたりから少し路地を入ったところに目当ての「うつわや 釉」がある。
陶器のギャラリーを30年やっているというのが、えらい。源太さんの花器に、季節の花が
みごとに投げ入れてあって、「さすが」だと思った。表通りには、界隈の料理家さんの御用達
のような器屋もあり、ちょっと覗いてみたけど、「はりぼて」みたいなんばっかりで、ぞっとした。
今の「神楽坂」のレベルがわかる。それにひきかえ、この「悠」さんはいい。
源太さんの星野焼きの器たちが、空気まで真空パックされてきたように深山幽谷にきた気分になる。
今日までやけど、ぜひでかけてほしい。できたら、いつか九州に旅することがあったら、「博多」もいいけど、
星野村が最高ばい。いかに自分たちの「今」が、マスコミとか作られたトレンドなんかに「俗」されているかが
よくわかる。ほんらい「凛」という世界はそんな世界やと思う。もしも九州にもどることがあったら、天真庵は
星野村に結びたい、といつも思っている。
昨日は「おんなかっぽれ」だった。病気でしばらく休んでいたまっちゃんも復帰し、全員がそろった。
二階で8人が踊ると、天井が落ちてくるのでは、という感じになる。
ひさしぶりに神楽坂で「相馬屋」さんの原稿用紙を調達できたので、ガタガタいう音を聴きながら
「詩」を書いた。ここの原稿用紙にモンブランの万年筆があればなにかを書きたくなる。
25日にライブをやってくれる翔くんにプレゼントしたいと思う。迷惑かもなんばん?今年の天真庵のクリスマス。
25日(金) スタンダードジャズ
演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き